「ハウルの動く城」の版間の差分
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'''ハウルの動く城'''(ハウルのうごくしろ)は[[ダイアナ・ウィン・ジョーンズ]]の[[ファンタジー]][[小説]]を原作とした、[[宮崎駿]]監督による[[スタジオジブリ]]の[[アニメ|長編アニメーション]][[映画]]もしくは、その作品に出てくる[[城]]。 |
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* [[2004年]][[11月20日]][[日本]]公開。 |
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* 英語版のタイトルは''Howl's Moving Castle''。 |
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==概要== |
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原作には無かった[[戦争]]を付け加えるなど原作のストーリーを大幅に改編してあり、特に後半は原作とは全く違った展開になっている。原作者はこれを全て了承するどころか賞賛した。 |
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ハウルの声優に、人気アイドルSMAPの「[[木村拓哉]]」を起用するなど、アニメを敬遠しがちな女性にも、劇場に足を運ばせる原動力となった。 |
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これまでのジブリ作品が、ある特定の年齢層をターゲットとしてきたように、本作は「中高年」をターゲットに取り込もうとする試みが、随所に見られる。主人公は老婆の姿であり、街は不便なことが多い。これらはやがて来る、自分達の将来の姿であり、「[[バリアフリー]]」や介助などの必要性を説いている。 |
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しかし、主人公が老婆という設定や、不鮮明なテーマなど、幼児~学生にとっては難解な作品になってしまったのは否めない。ストーリー的に、ラストの戦争シーンなどで無理やり終結させてしまった部分もあり、これらの点から前作を越えられず、多くの映画賞などを逃す結果となった。 |
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{{ネタバレ}} |
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==あらすじ== |
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荒地の[[魔女]]による[[魔法]]で、90歳の老婆にされてしまったハッター[[帽子]]屋の娘で18歳のソフィー。「ここにはもういられない」とソフィーは[[女性]]の[[心臓]]を食らうという[[魔法使い]]、ハウルの動く城に入り込む。そこで、[[火]]の[[悪魔]]であるカルシファーとハウルとの契約を破れば姿を元に戻すという契約を結ぶ。 |
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==興行と賞歴== |
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公開2日目で観客動員数110万人、興行収入14億8,000万円を記録。これは日本映画歴代最高のオープニングである。 |
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2005年5月1日までに観客動員数1500万人を動員し、興行収入は196億円を記録。[[千と千尋の神隠し]](1位)・ハウルの動く城(2位)・[[もののけ姫]](3位)と、日本国内の興行収入歴代記録の上位を宮崎駿作品が独占している。第33回[[アニー賞]]映画部門作品賞候補作五作品の一つとしてノミネートされた[http://www.annieawards.com/foryourconsideration.htm]ことに続き、千と千尋の神隠し以来となる第78回[[アカデミー賞]]のノミネートされたが、両者とも受賞は逃した。 |
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* 第61回[[ヴェネチア国際映画祭]]オゼッラ賞 |
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* 平成16年度[[文化庁メディア芸術祭]]・アニメーション部門優秀賞 |
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* 第59回[[毎日映画コンクール]]・日本映画ファン賞 |
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* シッチェス国際映画祭・観客賞 |
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* 東京アニメアワード2005・アニメーションオブザイヤー・監督賞・声優賞・音楽賞 |
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* 第9回ハリウッド映画祭・ベストアニメーション賞 |
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* ニューヨーク映画批評家協会・最優秀アニメ賞 |
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* サンディエゴ批評家賞 |
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==キャッチコピー== |
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*「ふたりが暮らした。」 |
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*「この城が動く。」 |
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*「生きる楽しさ。」 |
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*「愛する歓び。」 |
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==声の出演== |
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*ソフィー:[[倍賞千恵子]] |
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*ハウル:[[木村拓哉]] |
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*荒地の魔女:[[美輪明宏]] |
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*カルシファー:[[我修院達也]] |
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*マルクル:[[神木隆之介]] |
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*小姓:[[伊崎充則]] |
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*カブ:[[大泉洋]] |
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*国王:[[大塚明夫]] |
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*ヒン:[[原田大二郎]] |
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*サリマン:[[加藤治子]] |
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==スタッフ== |
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*原作:[[ダイアナ・ウィン・ジョーンズ]](『[[魔法使いハウルと火の悪魔]]』より) |
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*脚本・監督:宮崎駿 |
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*作画監督:山上明彦、稲村武志、[[高坂希太郎]] |
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*美術監督:武重洋二、吉田昇 |
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*音楽:[[久石譲]] |
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*効果:野口透([[アニメサウンドプロダクション|アニメサウンド]]) |
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*制作:スタジオジブリ |
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*配給:[[東宝]] |
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*主題歌:「世界の約束」 |
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**歌詞:[[谷川俊太郎]] |
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**作曲:[[木村弓]] |
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**編曲:[[久石譲]] |
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**歌:[[倍賞千恵子]] |
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==ビデオ・DVD== |
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2005年[[11月16日]]に発売。発売元は[[ブエナビスタ (ウォルト・ディズニー・カンパニー)|ブエナ ビスタ ホーム エンターテインメント]]。 |
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DVDは「通常版」(2枚組)・「特別収録版」(4枚組)・「ハウルの動く城&ジブリがいっぱいSPECIALショートショート ツインBOX」(DVD3枚・CD1枚)が同時発売。VHSは1種類。 |
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なお、ビデオ・DVDのテレビ[[コマーシャル]]は木村拓哉・美輪明宏・[[養老孟司]]の対談形式で11パターンが放送された。発売当日には[[日本テレビ]]系列でその11種類に加えて60秒バージョンのCMが一挙放送された。 |
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==関連項目== |
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*[[ダイアナ・ウィン・ジョーンズ]] |
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*[[宮崎駿]] |
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==外部リンク== |
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*[http://www.howl-movie.com/ 『ハウルの動く城』公式サイト] |
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* [http://disney.go.com/disneypictures/castle/ Howl's Moving Castle](英語。US Official Website at Disney Online) |
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* [http://www.nausicaa.net/miyazaki/howl/ Howl's Moving Castle](英語。at Nausicaa.net) |
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* [http://www.imdb.com/title/tt0347149/combined Hauru no ugoku shiro](英語。at [[IMDb]]) |
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* [http://www.mrqe.com/lookup?Howl%27s+Moving+Castle Hauru no ugoku shiro](英語。at [[:en:Movie Review Query Engine|MRQE]]) |
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=== ディレクトリ === |
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* Yahoo!: [http://dir.yahoo.com/Entertainment/Movies_and_Film/Titles/Animation/Anime/Howl_s_Moving_Castle/ Howl's Moving Castle] |
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[[Category:日本のアニメ映画|はうるのうこくしろ]] |
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[[Category:スタジオジブリ|はうるのうこくしろ]] |
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[[Category:2004年の映画|はうるのうこくしろ]] |
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[[ar:قلعة هاول المتحركة]] |
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[[de:Das wandelnde Schloss]] |
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[[en:Howl's Moving Castle]] |
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[[fr:Le Château ambulant]] |
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[[it:Il castello errante di Howl]] |
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[[no:Det levende slottet]] |
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[[pt:Hauru no ugoku shiro]] |
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[[sv:Det levande slottet]] |
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[[th:ฮาวล์สมูฟวิงแคสเสิล]] |
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[[zh:哈尔移动城堡]] |