「ウィリス・タワー」の版間の差分

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'''ウィリス・タワー'''{{Lang-en|Willis Tower}}は、[[アメリカ合衆国]][[イリノイ州]][[シカゴ]]{{ウィキ座標度分秒|41|52|44|N|87|38|9|w|type:landmark}}にある、アメリカで2番目に高い[[超高層ビル]]である。2013年に[[1 ワールドトレードセンター]]にその座を明け渡すまで、アメリカで最高層のビルだった。2009年7月より、'''シアーズ・タワー'''{{Lang-en|Sears Tower}}から改称。


== 概要 ==
== 概要 ==
屋根部分の高さ442m(アンテナ含:527m)、110階建ての威容は、1973年の完成当時は[[世界一]]の高さを誇った。2013年5月現在では、世界第10位となっている。
屋根部分の高さ442m(アンテナ含:527m)、110階建ての威容は、1973年の完成当時は[[世界一]]の高さを誇った。2013年5月現在では、世界第10位となっている。


設計は著名な[[建築設計事務所]]である[[スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル]](SOM)の構造技術者、ファズラー・カーン(Fazlur Khan、1929年ダッカ生まれのバングラデシュ系アメリカ人)。鉄骨構造で外壁は黒のアルミ枠にブロンズガラスで構成された[[カーテンウォール]]となっている。高さが違う9本の四角柱を3×3に組み合わせたような形状をしている。
設計は著名な[[建築設計事務所]]である[[スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル]] (SOM) の構造技術者、ファズラー・カーン(Fazlur Khan、1929年ダッカ生まれのバングラデシュ系アメリカ人)。鉄骨構造で外壁は黒のアルミ枠にブロンズガラスで構成された[[カーテンウォール]]となっている。高さが違う9本の四角柱を3×3に組み合わせたような形状をしている。


103階には展望室「スカイデッキ・シカゴ」(Skydeck Chicago)があり、エレベーターに乗れば、1分足らずで360度の大パノラマを楽しむことができる。2009年7月より、103階展望室の西側外面に、床を含めて全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」(The Ledge)が設置、公開されている。
103階には展望室「スカイデッキ・シカゴ」(Skydeck Chicago) があり、エレベーターに乗れば、1分足らずで360度の大パノラマを楽しむことができる。2009年7月より、103階展望室の西側外面に、床を含めて全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」(The Ledge) が設置、公開されている。


== 名称 ==
== 名称 ==
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ファイル:Sears Tower ss.jpg|ミシガン湖から望む日没時のシアーズ・タワー
ファイル:Sears Tower ss.jpg|ミシガン湖から望む日没時のシアーズ・タワー
ファイル:Searstowerfromchinatown2844.JPG|シカゴ中華街から望むシアーズ・タワー
ファイル:Searstowerfromchinatown2844.JPG|シカゴ中華街から望むシアーズ・タワー
ファイル:Sears Tower17.jpg|Wacker Drive(南西方向)から望むシアーズ・タワー
ファイル:Sears Tower17.jpg|Wacker Drive(南西方向から望むシアーズ・タワー
ファイル:Sears Tower from Hancock Observation Deck - daytime.jpg|ジョン・ハンコック・センター展望室から望むシアーズ・タワー
ファイル:Sears Tower from Hancock Observation Deck - daytime.jpg|ジョン・ハンコック・センター展望室から望むシアーズ・タワー
ファイル:North View from the skydeck of Sears Tower.JPG|スカイデッキ(シアーズ・タワー展望室)から北東方向の眺望
ファイル:North View from the skydeck of Sears Tower.JPG|スカイデッキシアーズ・タワー展望室から北東方向の眺望
ファイル:Vecerne Chicago.jpg|スカイデッキから西方向の眺望
ファイル:Vecerne Chicago.jpg|スカイデッキから西方向の眺望
ファイル:Chicago Sears Tower.jpg|[[シカゴ川]]から望むシアーズ・タワー
ファイル:Chicago Sears Tower.jpg|[[シカゴ川]]から望むシアーズ・タワー

2013年9月9日 (月) 20:27時点における版

ウィリス・タワー
:Willis Tower
ウィリス・タワー
ウィリス・タワー
施設情報
所在地 アメリカ合衆国シカゴ市
状態 完成
建設期間 1970年 - 1973年
用途 オフィス、展望室、通信設備
地上高
最頂部 527.3 m
屋上 442.3 m
各種諸元
階数 地上110、地下3 階
延床面積 418,064 m²
エレベーター数 104
関連企業
設計 スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM)
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主要な超高層ビルの比較:左からブルジュ・ハリファウィリス・タワー台北101ペトロナスツインタワーエンパイアステートビルディング

ウィリス・タワー英語: Willis Tower)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ北緯41度52分44秒 西経87度38分9秒 / 北緯41.87889度 西経87.63583度 / 41.87889; -87.63583)にある、アメリカで2番目に高い超高層ビルである。2013年に1 ワールドトレードセンターにその座を明け渡すまで、アメリカで最高層のビルだった。2009年7月より、シアーズ・タワー英語: Sears Tower)から改称。

概要

屋根部分の高さ442m(アンテナ含:527m)、110階建ての威容は、1973年の完成当時は世界一の高さを誇った。2013年5月現在では、世界第10位となっている。

設計は著名な建築設計事務所であるスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル (SOM) の構造技術者、ファズラー・カーン(Fazlur Khan、1929年ダッカ生まれのバングラデシュ系アメリカ人)。鉄骨構造で外壁は黒のアルミ枠にブロンズガラスで構成されたカーテンウォールとなっている。高さが違う9本の四角柱を3×3に組み合わせたような形状をしている。

103階には展望室「スカイデッキ・シカゴ」(Skydeck Chicago) があり、エレベーターに乗れば、1分足らずで360度の大パノラマを楽しむことができる。2009年7月より、103階展望室の西側外面に、床を含めて全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ」(The Ledge) が設置、公開されている。

名称

シアーズ・タワー

1973年~2009年。シアーズはかつては世界最大の百貨店であり、その本社ビルとして建設されたシアーズ・タワーは同社の繁栄の象徴であった。後に同社は事業拡大の失敗等により経営不振に陥り、1994年にシアーズ・タワーは売却された。シアーズの命名権自体は2003年に消滅していたが、その後もビルの名称は変更されず残され、シカゴダウンタウンのランドマークの名称として地元民・観光客に親しまれていた。

ギャラリー

外部リンク


座標: 北緯41度52分44秒 西経87度38分9秒 / 北緯41.87889度 西経87.63583度 / 41.87889; -87.63583