「ウミトサカ目」の版間の差分
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花虫綱[[ウミトサカ科]]と[[チヂミトサカ科]]に属する[[腔腸動物]]([[刺胞動物]])の総称。8本の触手をもった多くの[[ポリプ]]が集まって高さ10~50cmくらいの群体をつくる。体は多肉質で[[炭酸カルシウム]]の[[骨軸]]をもたず、多肉質で軟らかく、表面は革質である。ヌメリが独特の臭気を放つ。ソフトコーラルとも呼ばれる。群体は棒状、指状、キノコ状、ヤナギ状など、典型的なサンゴといった見た目をしているものもあり、ダイバーに人気が高い。群体は紅色や黄色で、色彩の美しいものが多い。観賞用にも飼育される。ポリプが莢部(きようぶ)内に完全にひっこむものと、ひっこまないものとがある。共肉とポリプには各種の小骨片が並んでいる。ポリプの群体を隠れ家として小さなエビの仲間が生息していることがある。潮流が速く、海水が清浄で混濁しない環境に生息する。水深20m以深の岩礁に多い。 |
花虫綱[[ウミトサカ科]]と[[チヂミトサカ科]]に属する[[腔腸動物]]([[刺胞動物]])の総称。8本の触手をもった多くの[[ポリプ]]が集まって高さ10~50cmくらいの群体をつくる。体は多肉質で[[炭酸カルシウム]]の[[骨軸]]をもたず、多肉質で軟らかく、表面は革質である。ヌメリが独特の臭気を放つ。ソフトコーラルとも呼ばれる。群体は棒状、指状、キノコ状、ヤナギ状など、典型的なサンゴといった見た目をしているものもあり、ダイバーに人気が高い。群体は紅色や黄色で、色彩の美しいものが多い。観賞用にも飼育される。ポリプが莢部(きようぶ)内に完全にひっこむものと、ひっこまないものとがある。共肉とポリプには各種の小骨片が並んでいる。ポリプの群体を隠れ家として小さなエビの仲間が生息していることがある。潮流が速く、海水が清浄で混濁しない環境に生息する。水深20m以深の岩礁に多い。 |
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2012年11月26日 (月) 05:34時点における版
花虫綱ウミトサカ科とチヂミトサカ科に属する腔腸動物(刺胞動物)の総称。8本の触手をもった多くのポリプが集まって高さ10~50cmくらいの群体をつくる。体は多肉質で炭酸カルシウムの骨軸をもたず、多肉質で軟らかく、表面は革質である。ヌメリが独特の臭気を放つ。ソフトコーラルとも呼ばれる。群体は棒状、指状、キノコ状、ヤナギ状など、典型的なサンゴといった見た目をしているものもあり、ダイバーに人気が高い。群体は紅色や黄色で、色彩の美しいものが多い。観賞用にも飼育される。ポリプが莢部(きようぶ)内に完全にひっこむものと、ひっこまないものとがある。共肉とポリプには各種の小骨片が並んでいる。ポリプの群体を隠れ家として小さなエビの仲間が生息していることがある。潮流が速く、海水が清浄で混濁しない環境に生息する。水深20m以深の岩礁に多い。