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'''[[ウルトラC(チャーミング)!]]'''は、[[電撃G's magazine]]([[メディアワークス]])で[[2003年]]12月号から連載された[[読者参加企画]]である。
'''ウルトラC(チャーミング)!'''は、[[電撃G's magazine]]([[メディアワークス]])で[[2003年]]12月号から連載された[[読者参加企画]]である。


==作品概要==
==作品概要==
*本作は、[[シスター・プリンセス]]終了後の穴埋め企画として、[[Strawberry Panic!]]に続いてスタートされた。内容は、読者=主人公の姉妹が現れ、そのうちの一人を婚約者として選ぶという、これだけ見れば一般的な美少女企画である。しかし、実は4姉妹のうち1人だけ男が混じっていて、誰が男なのかを読者の投稿で決めるという趣旨であった。[[電撃G's magazine]]自らが「おバカでアブノーマルな企画」と認めていたくらい、ぶっ飛んだ内容であった。恐らく編集部の目論見としては、誰かの男疑惑が高まると、そのファンが「俺のフィアンセを男にしてたまるか!」とハガキを送りまくり、物凄く盛り上がるという構図だったのだろう。しかしこの目論見は完全に外れ、本作は僅か半年という短命に終わった。「聖女神天国」「Merry Little Park」に続いて、打ち切りという悲惨な末路を辿った企画であった
本作は、[[シスター・プリンセス]]終了後の穴埋め企画として、[[Strawberry Panic!]]に続いてスタートされた。内容は、読者=主人公の4姉妹が現れ、そのうちの一人を婚約者として選ぶという、これだけ見れば一般的な美少女企画である。


しかし、実は4姉妹のうち1人だけ男が混じっていて、誰が男なのかを読者の投稿で決めるという趣旨であった。電撃G's magazine自らが「おバカでアブノーマルな企画」と認めていたくらい、ぶっ飛んだ内容であった。恐らく編集部の目論見としては、誰かの男疑惑が高まると、そのファンが「俺のフィアンセを男にしてたまるか!」とハガキを送りまくり、物凄く盛り上がるという構図だったのだろう。


この目論見は完全に外れ、本作は僅か半年という短命に終わった。「聖女神天国」「Merry Little Park」に続いて、打ち切りという悲惨な末路を辿った企画であった。


*イラスト:大崎はるい
*イラスト:大崎はるい
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==歴史==
==歴史==
※年号は、「電撃G'sマガジン」の発売号に合わせている。
※年号は、「電撃G'sマガジン」の発売号に合わせている。

;2003年10月号
;2003年10月号
*[[シスター・プリンセス]]終了後の新企画の第弾として告知が掲載される。
*[[シスター・プリンセス]]終了後の新企画の第2弾として告知が掲載される。
;2003年12月号
;2003年12月号
*「みこと」のイラストとラフイメージ、「すばる」のラフイメージ紹介。ここで「男が混じっている」という設定が公表される。
*「みこと」のイラストとラフイメージ、「すばる」のラフイメージ紹介。ここで「男が混じっている」という設定が公表される。
;2004年1月号
;2004年1月号
*長女「あかね」次女「みこと」三女「すばる」四女「ひじり」イラスト公開。誌上ゲーム開始。第回目のテーマは「ブルマを着せて誰が男かを当てる」というものだった。ゲームのルールは、まず「フィアンセにしたいヒロイン」を決め、次に「男だと思う順番」に人を並べていくというもの。一番男疑惑が高いヒロインは、男危険度が10%上昇。その次が5%0%-5%となる。
*長女「あかね」次女「みこと」三女「すばる」四女「ひじり」イラスト公開。誌上ゲーム開始。第1回目のテーマは「ブルマを着せて誰が男かを当てる」というものだった。ゲームのルールは、まず「フィアンセにしたいヒロイン」を決め、次に「男だと思う順番」に4人を並べていくというもの。一番男疑惑が高いヒロインは、男危険度が10%上昇。その次が5%0%-5%となる。
;2004年2月号
;2004年2月号
*コミック掲載。誌上ゲームの無い月はコミックが掲載される。
*コミック掲載。誌上ゲームの無い月はコミックが掲載される。
;2004年3月号
;2004年3月号
*第回誌上ゲーム結果発表。総投票数は1000票にすら達しなかった。しかも、フィアンセにしたい票ではひじりがダントツの最下位で、男疑惑もトップだった。誌上ゲームのルールが変更される。「男だと思うヒロイン」「女の子だったらいいなと思うヒロイン」を二人ずつ選ぶ(重複は不可)。男疑惑が高いヒロインは、上から順に男危険度が50%40%30%20%上昇。逆に女の子だったらいいなと思うヒロインは、上から順に男危険度が-30%-20%-10%+-0。つまり、最短で後回で誌上ゲームは終了となる。ひじりが最下位というのはほぼ確定してしまっているため、事実上の打ち切り決定。ちなみに第回目のテーマは「裸Yシャツを着せて誰が男かを当てる」というものだった。
*第1回誌上ゲーム結果発表。総投票数は1,000票にすら達しなかった。しかも、フィアンセにしたい票ではひじりがダントツの最下位で、男疑惑もトップだった。誌上ゲームのルールが変更される。「男だと思うヒロイン」「女の子だったらいいなと思うヒロイン」を二人ずつ選ぶ(重複は不可)。男疑惑が高いヒロインは、上から順に男危険度が50%40%30%20%上昇。逆に女の子だったらいいなと思うヒロインは、上から順に男危険度が-30%-20%-10%0%。つまり、最短で後2回で誌上ゲームは終了となる。ひじりが最下位というのはほぼ確定してしまっているため、事実上の打ち切り決定。ちなみに第2回目のテーマは「裸Yシャツを着せて誰が男かを当てる」というものだった。
;2004年4月号
;2004年4月号
*コミック掲載。
*コミック掲載。
;2004年5月号
;2004年5月号
*第回誌上ゲーム結果発表。総投票数はかろうじて1000票を超えるも、ひじりが男疑惑トップだったため打ち切りにリーチがかかる。編集部のコメントも投げやりになってきた。第回目のテーマは「スクール水着を着せて誰が男かを当てる」であった。
*第2回誌上ゲーム結果発表。総投票数はかろうじて1,000票を超えるも、ひじりが男疑惑トップだったため打ち切りにリーチがかかる。編集部のコメントも投げやりになってきた。第3回目のテーマは「スクール水着を着せて誰が男かを当てる」であった。
;2004年6月号
;2004年6月号
*コミック掲載。
*コミック掲載。
;2004年7月号
;2004年7月号
*第回誌上ゲーム結果発表。ひじりがまたもや男疑惑トップで、男であることが確定。つまり、誌上ゲームは終了。僅か回という短命に終わった。しかもページ数は僅かページで、投票数すら掲載されていないという体たらくだった。
*第3回誌上ゲーム結果発表。ひじりがまたもや男疑惑トップで、男であることが確定。つまり、誌上ゲームは終了。僅か3回という短命に終わった。しかもページ数は僅か2ページで、投票数すら掲載されていないという体たらくだった。
;2004年8月号
;2004年8月号
*コミック編も最終回。「ウルトラC!」はこの号を持って完全に終了。
*コミック編も最終回。「ウルトラC!」はこの号を持って完全に終了。


==主な登場人物==
==主な登場人物==
;真乙女あかね(まおとめあかね)・長女
*真乙女 あかね(まおとめ あかね)・長女
;真乙女みこと(まおとめみこと)・次女
*真乙女 みこと(まおとめ みこと)・次女
;真乙女すばる(まおとめすばる)・三女
*真乙女 すばる(まおとめ すばる)・三女
;真乙女ひじり(まおとめひじり)・四女?
*真乙女 ひじり(まおとめ ひじり)・四女?

2006年1月11日 (水) 06:06時点における版

ウルトラC(チャーミング)!は、電撃G's magazineメディアワークス)で2003年12月号から連載された読者参加企画である。

作品概要

本作は、シスター・プリンセス終了後の穴埋め企画として、Strawberry Panic!に続いてスタートされた。内容は、読者=主人公の4姉妹が現れ、そのうちの一人を婚約者として選ぶという、これだけ見れば一般的な美少女企画である。

しかし、実は4姉妹のうち1人だけ男が混じっていて、誰が男なのかを読者の投稿で決めるという趣旨であった。電撃G's magazine自らが「おバカでアブノーマルな企画」と認めていたくらい、ぶっ飛んだ内容であった。恐らく編集部の目論見としては、誰かの男疑惑が高まると、そのファンが「俺のフィアンセを男にしてたまるか!」とハガキを送りまくり、物凄く盛り上がるという構図だったのだろう。

この目論見は完全に外れ、本作は僅か半年という短命に終わった。「聖女神天国」「Merry Little Park」に続いて、打ち切りという悲惨な末路を辿った企画であった。

  • イラスト:大崎はるい
  • 企画・文:かのまるひ


歴史

※年号は、「電撃G'sマガジン」の発売号に合わせている。

2003年10月号
2003年12月号
  • 「みこと」のイラストとラフイメージ、「すばる」のラフイメージ紹介。ここで「男が混じっている」という設定が公表される。
2004年1月号
  • 長女「あかね」次女「みこと」三女「すばる」四女「ひじり」イラスト公開。誌上ゲーム開始。第1回目のテーマは「ブルマを着せて誰が男かを当てる」というものだった。ゲームのルールは、まず「フィアンセにしたいヒロイン」を決め、次に「男だと思う順番」に4人を並べていくというもの。一番男疑惑が高いヒロインは、男危険度が10%上昇。その次が5%、0%、-5%となる。
2004年2月号
  • コミック掲載。誌上ゲームの無い月はコミックが掲載される。
2004年3月号
  • 第1回誌上ゲーム結果発表。総投票数は1,000票にすら達しなかった。しかも、フィアンセにしたい票ではひじりがダントツの最下位で、男疑惑もトップだった。誌上ゲームのルールが変更される。「男だと思うヒロイン」「女の子だったらいいなと思うヒロイン」を二人ずつ選ぶ(重複は不可)。男疑惑が高いヒロインは、上から順に男危険度が50%、40%、30%、20%上昇。逆に女の子だったらいいなと思うヒロインは、上から順に男危険度が-30%、-20%、-10%、0%。つまり、最短で後2回で誌上ゲームは終了となる。ひじりが最下位というのはほぼ確定してしまっているため、事実上の打ち切り決定。ちなみに第2回目のテーマは「裸Yシャツを着せて誰が男かを当てる」というものだった。
2004年4月号
  • コミック掲載。
2004年5月号
  • 第2回誌上ゲーム結果発表。総投票数はかろうじて1,000票を超えるも、ひじりが男疑惑トップだったため打ち切りにリーチがかかる。編集部のコメントも投げやりになってきた。第3回目のテーマは「スクール水着を着せて誰が男かを当てる」であった。
2004年6月号
  • コミック掲載。
2004年7月号
  • 第3回誌上ゲーム結果発表。ひじりがまたもや男疑惑トップで、男であることが確定。つまり、誌上ゲームは終了。僅か3回という短命に終わった。しかもページ数は僅か2ページで、投票数すら掲載されていないという体たらくだった。
2004年8月号
  • コミック編も最終回。「ウルトラC!」はこの号を持って完全に終了。

主な登場人物

  • 真乙女 あかね(まおとめ あかね)・長女
  • 真乙女 みこと(まおとめ みこと)・次女
  • 真乙女 すばる(まおとめ すばる)・三女
  • 真乙女 ひじり(まおとめ ひじり)・四女?