「熱力学第零法則」の版間の差分

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[[ko:열역학 제0법칙]]
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[[nl:Nulde wet van de thermodynamica]]
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2011年7月12日 (火) 11:14時点における版

熱力学第零法則(ねつりきがくだいれいほうそく、zeroth law of thermodynamics)とは、「物体AとB、BとCがそれぞれ熱平衡ならば、AとCも熱平衡にある。」という原則を示している。熱平衡つまり熱的つりあいにある物体同士は同じ温度を持つため、AとBが熱平衡であればAとBの温度は等しく、BとCが熱平衡であればBとCの温度は等しいのでAとCの温度も等しくなる。熱力学における重要な法則のひとつである。

「第零法則」と呼ばれる理由は、熱力学の体系が出来上がった後、 ジェームズ・クラーク・マクスウェルが基本法則の一つとして数えたためである。第零法則により、温度計つまりは温度というものが定義可能となる。氷点あるいは沸点の水と温度計(例えば水銀柱)とが熱平衡にある点を基準として、セルシウス度華氏などの温度が定義された。

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