「腹腔」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
en:Abdominal cavityから図転用 |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{Infobox Anatomy | |
|||
⚫ | |||
Latin = cavitas abdominis | |
|||
GraySubject = | |
|||
GrayPage = | |
|||
Image = Scheme body cavities-en.svg | |
|||
Caption = | |
|||
Image2 = Gray1225.png | |
|||
Caption2 = 十二指腸、すい臓、腎臓を含む腹部前面 | |
|||
System = | |
|||
Precursor = | |
|||
MeshName = Abdominal+Cavity | |
|||
MeshNumber = A01.047.025 | |
|||
Dorlands = two/000018266 | |
|||
DorlandsID = Abdominal cavity |
|||
}} |
|||
⚫ | |||
:註:'''腔'''の読みは'''こう'''であるが、稀字でもあり、古くから'''こう'''、'''くう'''の発音が混在していた。[[1943年]](昭和18年)日本解剖学会の用語委員会が統一解剖学用語(Nomina Anatomica)の翻訳を行った際に、'''くう'''と発音することを決定した(同音の別字(孔など)との区別のためと推測される)。以後、医学分野においては'''腔'''は'''くう'''と発音するのが正則である[http://www1.linkclub.or.jp/~yosihide/kuu-1]。 |
:註:'''腔'''の読みは'''こう'''であるが、稀字でもあり、古くから'''こう'''、'''くう'''の発音が混在していた。[[1943年]](昭和18年)日本解剖学会の用語委員会が統一解剖学用語(Nomina Anatomica)の翻訳を行った際に、'''くう'''と発音することを決定した(同音の別字(孔など)との区別のためと推測される)。以後、医学分野においては'''腔'''は'''くう'''と発音するのが正則である[http://www1.linkclub.or.jp/~yosihide/kuu-1]。 |
2010年8月3日 (火) 08:10時点における版
腹腔 | |
---|---|
十二指腸、すい臓、腎臓を含む腹部前面 | |
概要 | |
表記・識別 | |
ラテン語 | cavitas abdominis |
MeSH | D034841 |
ドーランド /エルゼビア | Abdominal cavity |
TA | A01.1.00.051、A10.1.00.001 |
FMA | 12266 |
解剖学用語 |
腹腔(ふくこう/ふくくう、Abdominal cavity)とは人間を含む哺乳類の身体の部分のうち、横隔膜より下部で腹部の内腔を指す。その下部には骨盤がある。腹腔内面や内部の内臓は腹膜に覆われている。腹腔と腹膜腔を同義で用いることがしばしばあるが、厳密には、単純に横隔膜や腹壁に囲まれた空間を腹腔と呼び、その内面の腹膜によって作られる空間を腹膜腔という。例えるならば、壁紙を貼る前の部屋が「腹腔」、「腹膜」という壁紙で囲まれた空間を「腹膜腔」と呼ぶ。