「シューターワン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
新しいページ: ''''シューターワン'''はMGCが発売したモデルガン用シューティングデバイス。電池で作動する...'
(相違点なし)

2010年4月16日 (金) 10:12時点における版

シューターワンMGCが発売したモデルガン用シューティングデバイス。電池で作動するターゲット型の機械であり、弾の飛ばないモデルガンでも発火時の赤外線を感知し擬似的に的に当たったような作動をするアクションを実現する製品である。

製品開発の経緯

MGCでは数々のモデルガンに対する規制を経験している事から、「弾が出るトイガン」に抵抗感が非常に強かった。エアソフトガンでさえもタブーと考え、自社の機関誌にもその主張を掲載し糾弾していたほどである。しかし弾を飛ばすことが目的である銃の本質にはユーザーの潜在的ニーズがあると考え、弾を飛ばさずに的に当てる感覚を得るデバイスについて長らく研究していたという。既にビームライフル競技やゲームセンター用の射撃ゲームにおいて光線による射撃装置が存在していた事からモデルガンへの応用を試行錯誤していた。しかしストロボのようは発光量を得るためには火薬の増量や発光性のある粉末(マグネシウム等)を使用することになり危険性を伴うということで却下された。そこで玩具煙火(キャップ火薬)を発火させた際に発生する微弱な赤外線に注目し、RAY-Xプロジェクトとして研究開発が進められた。 初の製品版となったMGC社内の開発コードはRAY-X203と呼ばれ、モデルガンチャレンジャー誌では202以前のコードを持つ試作品が紹介されていることから市販に至るまで複数の試作があった事が分かる。 実際のところ製品化されたターゲット型デバイスはこの203のみである。

製品詳細

赤外線受光部と過倒式ターゲットで構成され単1電池4本で動作する。タイマーや連動装置を想定したアクセサリー端子を搭載していたものの、この端子を使うオプション品は発売されることはなかった。 MGキャップ発火時の赤外線を受光して作動するが、ブローバックするモデルガンは赤外線をほとんど放出しない事から当製品が作動可能となるのはリボルバーやスタンダードのオートマチックに限られる。 ブローバックするモデルガンに対しては赤外線発光装置を別途使用する必要があった。

関連製品

[[category:遊戯銃|しゆうたわん]