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==関連項目== |
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2008年7月28日 (月) 09:16時点における版
ラテン文字化(らてんもじか、英語:romanization あるいは latinization、また romanisation, latinisation のようにも綴る)とは、ラテンアルファベット以外の文字体系を使っている言語をラテンアルファベットで表記すること。文字転写の一種。
ラテン文字化の目的
現在の国際共通語とも主張される英語ではラテン文字が使用されているので、英語で非ラテン文字で記された言語について言及する場合どうしてもラテン文字に転写する必要がある。そこから自国語の本来の表記法以外にラテン文字での表記法を確立することが盛んに行われた。
中には本来の表記法を廃止してラテン文字に切り替えたものもある。この場合ラテン文字使用言語の話者が学習しやすくなるが、文化継承という立場からは芳しくない。
ラテン文字化 の問題点
どのような文字であれ、別の文字体系で記された言語をすんなりと記述できるわけではない。たとえば朝鮮語(韓国語)ではeuやeoという本来の発音とは似ても似つかない綴りの転写法が生まれる。日本語のローマ字でも日本語では区別しないタ行やサ行の子音の音韻変化を文字表記に入れるか入れないかを巡って対立が見られる。
ラテン文字は5つしか母音がないためとりわけ母音の多い言語を転写するには不向きである。
ラテン文字化の例
- 日本語のローマ字表記
- ヒンドゥスターニー語のラテン文字表記
- 朝鮮語のラテン文字表記(詳細は文化観光部2000年式およびマッキューン=ライシャワー式を参照)
- 中国語のピンイン
- 越南語のクオックグー(元は漢字とチュノム)
- トルコ語の現行表記(元はアラビア文字)
- ロシア語などのキリル文字を使用する言語のラテン文字転写
関連項目
外部リンク
- ローマ字(多言語文字)ルビ振りサイト — ローマ字で日本語Webサイトに、ルビを振るサイト
- UNGEGN Working Group on Romanization Systems — 地理学的名称に関する国連専門家グループ (UNGEGN) ラテン文字化方式に関する作業部会
- BGN/PCGN Romanization Systems 米国地名委員会/英国地名常任委員会ラテン文字化方式
- ロシア語文献をラテン文字(ローマ字)翻字検索する場合の注意事項 — 国立国会図書館 テーマ別調べ方案内
- アジア言語の翻字(ローマ字化)について — 国立国会図書館 テーマ別調べ方案内
- 中国・コリアの人名のローマ字表記について — 国立国会図書館 テーマ別調べ方案内
- ヒンディー語書誌における表記文字に関して — 国立国会図書館 アジア情報室通報 第5巻第1号(2007年3月)
- ALA-LC Romanization Tables — アメリカ図書館協会及びアメリカ議会図書館 ラテン文字化表
- Unicode Transliteration Guidelines — Unicode翻字ガイドライン
- CDLR Transliteration Charts — CDLR翻字表