「テクニカラー」の版間の差分

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2007年11月28日 (水) 12:24時点における版

テクニカラー(Technicolor)は、世界で初めて三色法によるカラー映画の実用化に成功した企業。また、このことから三色法のことをテクニカラーと通称することもある。

のちにコダックが開発した発色フィルムによるカラー方式が主流になると、テクニカラーも独自に発色フィルムを開発してこちらに業務を移した。

映画では特に、分解された3原色それぞれの版を起こしフィルムに金属ベースの染料を用いて印刷する「ダイ・トランスファー・プリント」というプロセスが特徴で、「純正テクニカラー」というとコントラストの強い画質を連想しがちであるが、コダックのイーストマンカラーと比較すると色彩とコントラストを幅広く調節出来る上、褪色が無いという強みを持つ。そのためDVD時代においてもなお、名画の色彩を蘇らせる一端を担っている。

日本では「総天然色」と訳されて宣伝された。

ただし現在では商標名だけが残っているだけである。

三色法について

三色法は、プリズムを内蔵した特殊なレンズを使用して被写体を三原色に分解してれぞれ別々のフィルムに撮影するという方式。この3本のフィルムの映像をひとつに再合成して映写することで、間接的ながらスクリーン上にカラーの映像を得る。三色法が採用された初期の作品では『風と共に去りぬ』が有名。

しかし三色法は通常の三倍のフィルムが必要であり、高価で大がかりな撮影機材や特殊で手間のかかる技術などの欠点があった。このため、のちにコダックがカラー情報を直接に撮影可能な発色フィルム(いわゆるカラーフィルム)を利用する方式を開発すると、これに取って代わられてしまった。

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