「蒸発岩」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Escarbot (会話 | 投稿記録)
m robot Adding: sk:Evaporit
塩湖
1行目: 1行目:
'''蒸発岩'''(じょうはつがん、evaporite)とは、[[湖]](主に水の供給量が限られる塩湖であることが多い)が干上がった際に水中に溶けていた物質が[[析出]]し、生成した[[岩石]]([[堆積岩]])。
'''蒸発岩'''(じょうはつがん、evaporite)とは、[[湖]](主に水の供給量が限られる[[塩湖]]であることが多い)が干上がった際に水中に溶けていた物質が[[析出]]し、生成した[[岩石]]([[堆積岩]])。


== 概要 ==
== 概要 ==

2007年10月15日 (月) 10:49時点における版

蒸発岩(じょうはつがん、evaporite)とは、(主に水の供給量が限られる塩湖であることが多い)が干上がった際に水中に溶けていた物質が析出し、生成した岩石堆積岩)。

概要

構成鉱物岩塩(塩化ナトリウム)、石膏(硫酸カルシウム)などを主とする。カンブリア紀以降の地層に見られ、乾燥気候の指標ともなる。

中でも岩塩は塑性流動しやすく、ドーム型の形状となり、石油天然ガスを蓄積しやすい環境を作ることがある。

地中海地域では600~500万年前の地層より蒸発岩がよく見られることから、地中海はその頃一度干上がったあと再度海水が流入し、現在のような形になったのではないかとする学説もある。

関連項目