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2007年5月29日 (火) 10:16時点における版
概要
机の一種で、平らな甲板を脚、支柱または側板で支持し、食事または作業に使う台。西洋においては椅子とならんで最も基本的な家具の一つでもある。甲板にはオークやウォルナットなど良質の、色や木目の美しい木材などに模様を寄木細工であしらった飾り板も用いられる。甲板は装飾性以外に、耐水性、耐熱性、耐薬性、耐圧性などの性質を備える必要があるため、大理石、ブロンズ、陶板のほか、現在ではパーティクルボードにメラミン化粧板をはったものやプラスチックにガラス繊維をいれたものなども使われている。語源はラテン語で板を意味するタブラ。
歴史
歴史上最古の現存するテーブルは、エジプト第17王朝の木製テーブルで、長方形の甲板を 4 脚の角柱で支え、脚の補強に貫を用いている。中世になると、大型化し甲板と脚が分離できる架脚式の構造になったが、ルネサンスになると、上流貴族の邸館に食事専用のダイニングルームが置かれるようになったため、 甲板と脚と貫は固定され、 豪華なテーブルが流行し、様々な種類のテーブルが作られた。17世紀の後期ごろから 生活様式の多様化と住宅内に多くの部屋が設置されるにつれ、 テーブルの種類も増加、サイドテーブル、ドレッシングテーブルなどが現れた。18世紀にはフランスの上流階級の間でコーヒーが流行し、専用のコーヒーテーブルも生まれた。 19世紀末になると、テーブルは装飾的なものから機能性を重視する傾向を示した。
種類
用途によってリビングテーブルとダイニングテーブルの2種類に大別される。