「ホイールベース」の版間の差分

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この数値を大きくすると車体の前後方向の揺れ、すなわちピッチングが抑えられるのと、居住空間が拡大できるという利点がある反面、小回りが効かなくなる傾向が出る。この数値を小さくすると小回りに優れるものの、ピッチングが大きくなる傾向が出る。誤解を招きやすいが、'''ホイールベース'''が長い=コーナーリングが苦手となる訳ではない。
この数値を大きくすると車体の前後方向の揺れ、すなわちピッチングが抑えられるのと、居住空間が拡大できるという利点がある反面、小回りが効かなくなる傾向が出る。この数値を小さくすると小回りに優れるものの、ピッチングが大きくなる傾向が出る。誤解を招きやすいが、'''ホイールベース'''が長い=コーナーリングが苦手となる訳ではない。


ホイールベースの外側、つまり車輪軸から車両端部までの距離を'''オーバーハング'''といい、前輪軸から前端部までの距離を'''フロントオーバーハング'''、後輪軸から後端部までの距離を'''リアオーバーハング'''という。この3つの寸法は自動車の走行性能を左右する要素となる。乗用車においては、最近は、ホイールベースをなるべく大きく設定してピッチングを抑える、乗り心地優先の設計が主流となっている。
ホイールベースの外側、つまり車輪軸から車両端部までの距離を'''オーバーハング'''といい、前輪軸から前端部までの距離を'''フロントオーバーハング'''、後輪軸から後端部までの距離を'''リアオーバーハング'''という。この3つの寸法は自動車の走行性能を左右する要素となる。乗用車においては、最近は、ホイールベースをなるべく大きく設定してピッチングを抑える、乗り心地優先の設計が主流となっている(キャビンも大きく取れるため、実用面でも歓迎されている)





2007年5月19日 (土) 09:47時点における版

範囲「A」がホイールベース

ホイールベース: wheelbase)とは、車両において、前輪軸と後輪軸との距離を表すもので、日本語で「最遠軸距」と表記される。また、その値は自動車ではmm単位で表示されることが多い。

この数値を大きくすると車体の前後方向の揺れ、すなわちピッチングが抑えられるのと、居住空間が拡大できるという利点がある反面、小回りが効かなくなる傾向が出る。この数値を小さくすると小回りに優れるものの、ピッチングが大きくなる傾向が出る。誤解を招きやすいが、ホイールベースが長い=コーナーリングが苦手となる訳ではない。

ホイールベースの外側、つまり車輪軸から車両端部までの距離をオーバーハングといい、前輪軸から前端部までの距離をフロントオーバーハング、後輪軸から後端部までの距離をリアオーバーハングという。この3つの寸法は自動車の走行性能を左右する要素となる。乗用車においては、最近は、ホイールベースをなるべく大きく設定してピッチングを抑える、乗り心地優先の設計が主流となっている(キャビンも大きく取れるため、実用面でも歓迎されている)。