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'''共有結合結晶'''(きょうゆうけつごうけっしょうは、[[共有結合]]によって形成される[[結晶]]のこと。一つの[[結晶粒]]で一つの分子(巨大分子)を形成しているため、化学式で表す際は形成される元素とその比率により表される。
'''共有結晶'''(きょうゆうけっしょう、covalent crystal)は、[[共有結合]]によって形成される[[結晶]]のこと。この名称は『[[学術用語集]]』(物理学編・分光学編)で定められている。一つの[[結晶粒]]で一つの分子(巨大分子)を形成しているため、化学式で表す際は形成される元素とその比率により表される。


[[ダイヤモンド]]などでは、共有結合は強い[[結合]]を形成する場合があり、融点が高かったり、硬い性質を持つ場合がある。通常、[[電気伝導性]]はない。
[[ダイヤモンド]]などでは、共有結合は強い[[結合]]を形成する場合があり、融点が高かったり、硬い性質を持つ場合がある。通常、[[電気伝導性]]はない。


その他、[[シリコン]](珪素)、[[二酸化ケイ素]]などが共有結合結晶である。
その他、[[シリコン]](珪素)、[[二酸化ケイ素]]などが共有結晶である。


==関連項目==
==関連項目==

2007年1月15日 (月) 04:32時点における版

共有結晶(きょうゆうけっしょう、covalent crystal)は、共有結合によって形成される結晶のこと。この名称は『学術用語集』(物理学編・分光学編)で定められている。一つの結晶粒で一つの分子(巨大分子)を形成しているため、化学式で表す際は形成される元素とその比率により表される。

ダイヤモンドなどでは、共有結合は強い結合を形成する場合があり、融点が高かったり、硬い性質を持つ場合がある。通常、電気伝導性はない。

その他、シリコン(珪素)、二酸化ケイ素などが共有結晶である。

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