汚物は消毒です

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汚物は消毒です
ジャンル 掃除コメディ
漫画
作者 田口ケンジ
出版社 小学館
掲載サイト サンデーうぇぶり
レーベル 少年サンデーコミックス
発表期間 2016年11月20日 - 2018年7月15日
巻数 全7巻
話数 全81話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

汚物は消毒です』(おぶつはしょうどくです)は、田口ケンジによる日本漫画。『サンデーうぇぶり』(小学館)にて、2016年11月20日から2018年7月15日まで連載された。前作『姉ログ 靄子姉さんの止まらないモノローグ』連載終了後の打ち合わせで「お掃除豆知識ネタ」を提案したところあっさり通り、キャラ・舞台設定していく中で「義理の姉弟!!これぞすべての条件をクリアしている、最強の設定!!」といった経緯で本作ができあがったとのこと[1][2]

あらすじ[編集]

親の再婚から、姉弟になったズボラな司ときれい好きなましろ。ふたりは掃除を通してお互いの距離を縮めていく。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

清家 ましろ(せいけ ましろ)
本作の主人公兼ヒロイン。16歳の女子高校生[3]→第70話のラストで高校3年生に進級。司とは別の学校に通っている。
銀髪碧眼の凛とした美少女[4]。極度の潔癖症[5]かつ綺麗好き。掃除のことになると饒舌になるが、興奮すると突飛な言動に走り、毎回のように司からツッコまれている[6]。また、掃除の話を語り出すと周りが見えなくなり回想に走りつつ、掃除の豆知識を語り出すこともある[7]
掃除の話が多いせいか、司とお互いの好みの話などをしたことがない。
母親の影響か、会話は普段から敬語である[8]
幼いころは食べこぼしをしたり、泥だらけの靴下で家に上がったりしていたらしい[9]
清家 司(せいけ つかさ)
本作のもう1人の主人公。ましろの義弟。15歳の男子高校生[3]→第70話のラストで高校2年生に進級。旧姓は古屋(ふるや)。
ましろとは対照的にズボラな性格。自宅の部屋には私物が乱雑している[10][11]が、ましろの影響で自分から進んで掃除をするなど、少しずつ生活スタイルに変化が見られる。掃除中は、興奮し、突飛な言動に走るましろのツッコミを担当している。

その他の登場人物[編集]

葛巻 美樹(くずまき みき)
ましろの友人。第6話より登場。髪型はウェーブの利いたツインテール[12]。いわゆるギャル。司と同じく、掃除中に突飛な言動に走るましろのツッコミを担当している。
空き缶を拾ったときに、偶然司と出会い[13]、ゴミ箱のことで司と会話していたときに、ましろが現れ、ましろが話していた義弟が司だと知った。
荒井 透子(あらい とうこ)
司の幼馴染。同じ高校に通っている。第9話より登場。赤褐色のショートヘアで、瞳の色も赤褐色[14]。司が清家家に越してくる前は近所同士だったこともあり、司とツルんでいた仲で、お互いのことをよく知る[15]が、第13話では新しい家族ができてからの司の変化にヤキモキしている。
司に好意を抱いており、第43話で美樹にそれを打ち明け、第58話で司に告白する。
ましろの実母(仮称)
第15話から登場。ましろ同様、銀髪碧眼。故人。ましろが幼いころに病気で亡くなったこと以外は語られておらず、司曰く「ましろ姉の母親の話題がこの家で出たことはない」[16]とのこと。作中ではましろの回想シーンや写真でのみ登場。
ましろの回想にて生まれつき病弱で、母のために掃除をするようになったこと、これがましろの潔癖症のきっかけだったことが語られた[17]
清家 露乃(せいけ つゆの)
司の実母で、ましろの継母。第21話より登場。目つきは司似。司曰く「前に住んでいたアパートではしょっちゅう酔いつぶれて」寝てしまう、ましろに絡む、居酒屋気分など、かなりの好きで、司から注意されている。
清家 博(せいけ ひろし)
ましろの実父で、司の継父。第35話より登場。とても穏やかな性格で、「幸せだ」が口癖。
古屋 つぐみ(ふるや つぐみ)
司の異母妹。第65話より登場。7歳。司を「おにいちゃん」と呼ぶ。
司の現在の家に一人で訪れ一泊、翌日司と実家に帰る。父親から兄の存在を既に聞かされている。
第68話で司と会う約束をして別れた。
司の父親(仮称)
司とつぐみの実父。第67、68話で登場。
司が小さいころに浮気、家出し[18]、再婚、つぐみが生まれる。かつての家族を捨てたことを後悔している。
つぐみの母親(仮称)
番外編4コママンガ「冒険の終わり」で後ろ姿のみ登場。

4コママンガ[編集]

各巻の表紙では、本編では語られない登場人物たちの日常を描く。本編では、各話の番外編を描く。

書誌情報[編集]

  • 田口ケンジ『汚物は消毒です』小学館〈少年サンデーコミックス〉、全7巻
    1. 2017年6月12日発売、ISBN 978-4-09-127613-1
    2. 2017年9月12日発売、ISBN 978-4-09-127825-8
    3. 2017年11月10日発売、ISBN 978-4-09-127895-1
    4. 2018年2月9日発売、ISBN 978-4-09-128109-8
    5. 2018年5月11日発売、ISBN 978-4-09-128286-6
    6. 2018年7月12日発売、ISBN 978-4-09-128405-1
    7. 2018年9月12日発売、ISBN 978-4-09-128491-4

出典[編集]

  1. ^ 第1巻あとがきマンガより。
  2. ^ ましろからは「何でも理由つけて姉弟漫画を描きたいだけなのでは?」とツッコまれた。
  3. ^ a b 第2話での司の回想シーンより。
  4. ^ 第1巻カバーより。
  5. ^ 潔癖性故か、猫の習性などにも詳しい(第55話より)。
  6. ^ 司からは、「掃除狂(第1話)」、「悪癖(第2話)」と言われた。
  7. ^ 第4、7話より。
  8. ^ 第15話のましろの回想シーンで、彼女の母親が敬語でしゃべっていた。
  9. ^ 第2巻おまけ4コママンガ「キレイなもの」より。
  10. ^ 第20話より。
  11. ^ ただし司なりに「どこに何がある」かはしっかり覚えている。
  12. ^ 中学生のときはロングウェーブだった(第54話より)。
  13. ^ ましろから義弟のことを聞かされていたが、このときはその義弟が司とは知らなかった。
  14. ^ 第2巻カバーより。
  15. ^ 第9話より。
  16. ^ 第45話より。
  17. ^ 第81話より。
  18. ^ 第51話より。

外部リンク[編集]