氷VI
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氷VI(こおりろく、ice VI)は、高圧で生じる氷多形のひとつ。液体の水を室温で加圧していくと、1 GPa程度に達した時点で結晶化する。パーシー・ブリッジマンにより1912年に発見された[1]。
結晶構造
[編集]Kambによる報告によれば、氷VIは正方晶系に属し(a=6.27 Å、 c=5.79 Å)、P42/nmcの空間群をもつ[2]。二つの独立な水素結合ネットワークが相互貫入した構造をもち、その密度は1.31 g/cm3である。
脚注
[編集]- ^ Water, in the Liquid and Five Solid Forms, under Pressure, JSTOR, (1912)
- ^ Structure of Ice VI, American Association for the Advancement of Science (AAAS), (1965)