外交公電
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外交公電(がいこうこうでん、英: diplomatic cable、英: diplomatic telegram(DipTel[1][2])、英: embassy cable)は、大使館あるいは領事館のような在外公館と本国の外務大臣との間でやり取りされるテキストベースの機密メッセージ[3][4][5]。公文書の一種である。その他の公文書は外交バッグに入った物理的な文書として送られる場合がある。
「cable」という用語は、他の形式や経路が発達しているにもかかわらず、上述のようなコミュニケーションの伝達手段が国際的な海底ケーブルを往来する電信であった時代に由来する。また「cablegram」という用語が使われたこともあった。主題の重要かつ繊細な性質により、外交公電は、一般人による自由なアクセスや外国政府による無断傍受を防止するために、最も精巧な安全対策により保護される。一般に、デジタル形式で、しばしばクーリエが配布された鍵材料を使って解読不能なワンタイムパッドの暗号により暗号化される。
脚注
[編集]- ^ Wikt:en:diptel
- ^ FREEDOM OF INFORMATION ACT 2000 REQUEST REF: 0610-16 (PDF) - 外務・英連邦省(2019年7月19日)
- ^ “1,796 memos from US embassy in Manila in WikiLeaks 'Cablegate'”. ABS–CBN Corporation. (29 November 2010) 29 November 2010閲覧。
- ^ Definition of "cable", The Macquarie Dictionary (3rd ed.). Australia: Macquarie Library. (1997). ISBN 0-949757-89-6. "(n.) 4. a telegram sent abroad, especially by submarine cable. (v.) 9. to send a message by submarine cable."
- ^ Palmer, Brian (29 November 2010). “What's a "Diplomatic Cable"?”. Slate 17 December 2010閲覧。