唐皇貴妃
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皇貴妃唐氏(こうきひ とうし、? - 1457年)は、明の景泰帝の寵妃。
経歴
[編集]庶民の唐興の娘として生まれる。景泰年間、妃に封じられた。景泰帝に寵愛され、景泰7年(1456年)8月に皇貴妃に進封された。唐興は正一品都督に任じられ、財帛を賞賜された。
翌景泰8年(1457年)の奪門の変によって景泰帝が廃され、英宗が重祚した。唐興は配流され、唐皇貴妃は郕王(景泰帝の即位前の王号)の側室に降格された。ほどなく、景泰帝が急死した。英宗の指名で、唐氏は殉死させられた[1]。
伝記資料
[編集]- 『明史』
- 『明英宗実録』
脚注
[編集]- ^ 英宗は殉葬の制度に反対していたが、景泰帝への憎しみから、最後の殉葬として唐氏を犠牲にした。以後、英宗は后妃の殉葬を禁止している。