原コクシジウム目
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原コクシジウム目 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Protococcidiorida Kheisin, 1956 | |||||||||||||||||||||
科 | |||||||||||||||||||||
本文参照 |
原コクシジウム目(げんこくしじうむもく)は、コクシジウム綱(または亜綱)に属する目のひとつ。宿主は環形動物で、生活環の中にメロゴニーがないことを特徴とする。
生活環
[編集]宿主は環形動物である。
スポロゾイトは、腸管の上皮細胞に侵入したあと、まもなく体腔または循環器系に移行して細胞外で発育し(メロゴニーがない)、有性生殖を行ってオーシストを形成する。
分類
[編集]コクシジウム亜綱のうち、腸管上皮細胞でメロゴニーを行わないという観点でまとめられた。雄性生殖母体の形成過程に注目して4科に分類されている[1]。
- エレウテロスキゾン科 Eleutheroschizonidae
- この科の生活環は例外的である。宿主の腸管上皮に付着して兜形をした生殖母体へと発育し、上皮から離脱して海水中へ排出され、そこでガメトゴニーとスポロゴニーを行う。エレウテロスキゾン属(Eleutheroschizon)に2種のみが知られている。
- Myriosporidae科
- 3属7種が知られている。
- Angeiocystidae科
- Angeiocystis audouiniaeのみが知られている。
- グレリア科 Grelliidae
- 2属4種が知られている。
分子情報が得られているのは唯一Eleutheroschizon duboscqiのみであり[2]、こうした分類体系が系統を反映しているかどうかは確証がない。
参考文献
[編集]- ^ Frank O. Perkins (2000). “ORDERS Agamococcidiorida, Ixorheorida, and Protococcidiorida”. In Lee, J. J., Leedale, G. F., Bradbury, P.. The Illustrated Guide to The Protozoa. vol. 1 (2nd ed.). Lawrence, Kansas: Society of Protozoologists. pp. 298-305. ISBN 1-891276-22-0
- ^ Janouskovec, J., et al. (2019). “Apicomplexan-like parasites are polyphyletic and widely but selectively dependent on cryptic plastid organelles”. Elife 8: e49662. doi:10.7554/eLife.49662.