ホドタ
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ホドタ[1](ロシア語: Ходота、9世紀末)は、中世の東スラヴ民族の部族集団ヴャチチ族の族長である。
概要
[編集]ホトダの名は、キエフ大公ウラジーミル・モノマフの残した『モノマフ公の庭訓(ru)』中に名が記されている[1][2][注 1]。同書によれば、ホドタの率いるヴャチチ族はコリドノがその中心的都市であり、ホドタは息子と共に、二冬に渡ってウラジーミル・モノマフの攻撃を受けたが、この追撃を逃れたと記されている。
ロシアの言語学者A.ザリズニャク(ru)は、ホドタという名が、ノヴゴロドの白樺文書(ru)に見えるスーズダリのホドゥタ(Ходута)という人名と、組成的に近い関係にあると指摘している[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 中村喜和『モノマフ公の庭訓』// 『ロシア中世物語集』p114
- ^ Поучение Владимира Мономаха (Институт русской литературы (Пушкинский Дом) РАН)
- ^ Зализняк А. А. Древненовгородский диалект. Часть вторая. Тексты с комментариями. Раннедревнерусский период. Раздел А (XI — 1 четв. XII в.)
参考文献
[編集]- 中村喜和訳 『ロシア中世物語集』、筑摩書房、1985年