ダービーシューズ
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ダービーシューズ(英 : derby shoe)は、革靴の一種。日本では外羽根式短靴と呼ばれる。靴紐を留める部分が、外側に縫い付けられたものを差し、主にヨーロッパ大陸でこのように呼ばれる。ブラッチャーとも知られ、1815年にワーテルローの戦いでプロシア軍の元帥ゲファルト・レーバレヒト・フォン・ブラヘルが考案したとされ、英軍のウェリントンを助けたことで広まった[1]。
服飾評論家の林勝太郎によると、「ダービーは、パリのエルメス本店の中に古くから店を構えているジョン・ロブが作っている。ロブの店のダービー・モデルは、ウィングチップの外羽根式のもので、ことにロングノーズと呼ばれる、細長くエレガントで美しいシルエットを特徴にしている」とある[2]。
1850年代にはスポーツとハンティング用のブーツになり、20世紀の変わり目までに街での着用に適したものになった。このデザインは、イギリスやヨーロッパ大陸のメーカーではダービーと呼ばれ、アメリカのメーカーではブラッチャー(blucher)と呼ばれることが多い。なお、本来、ダービーではアッパーにヴァンプ部分と分かれた、アイレットが縫い付けられた大きな腰革(quarter)がある。
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これに対し、ブラッチャーではアッパーは1枚革で作られているとされる[3]。