ダイマクション・ハウス
ダイマクション・ハウス (Dymaxion house)はバックミンスター・フラーによる未来の人類のための、理想的な住居。
概要
[編集]円形で、アルミ製の大量生産型のモバイル・ハウス[1]を使用するのが特徴である。1928年に考案された。
フラーは人類全員が、快適な居住空間を持つべきとの思想から「ダイマクション・ハウス」を考案した。
ただし、彼の思想は3Dプリンターで出力される「家[2]」には確実に影響を与えており、災害時の簡易住宅は3Dプリンタで出力された空間に、トイレ、シャワー、洗面、キッチン、などの必要最小限の設備を備えたものになるであろうといわれており、実際に出力された例がある。
脚注
[編集]- ^ “NEWS WATCH; Fuller's Dymaxion House To Be Rebuilt by Museum”. www.nytimes.com. The New York Times. 2019年12月20日閲覧。
- ^ “3Dプリンターで作られた「家」が発展途上国の家不足を救うかもしれない”. www.gigazine.net. GIGAZINE. 2019年12月20日閲覧。
参考文献
[編集]- Baldwin, J. (1996). BuckyWorks Buckminster Fuller's Ideas for Today. John Wiley & Sons, Inc. p. 56. ISBN 0-471-19812-9.
- Sieden, Lloyd Steven (2000). Buckminster Fuller's Universe. Basic Books. ISBN 978-0-7382-0379-9.
- Chu, Hsiao-Yun (2009). New Views on R. Buckminster Fuller. Stanford University Press. ISBN 0-8047-6279-1