利用者:Cerberean

原則、自分が書いたところのチェックしかしないんですが。 ちょっと外へ出てみて驚いてしまった。そんなにカリカリすることもないのかな。

一番引っかかったのが「特筆性がない記事」=「宣伝」という論法がまかり通っていること。宣伝効果の有無に特筆性は関係ないでしょう。この論法でいくと、特筆性って、宣伝効果を享受できる特権、ということになってしまう。「百科事典」はダシに使われてるだけじゃない。「宣伝効果がありますよ、だけどみんなが宣伝できるわけじゃないですよ」と宣伝する「百科事典」。宣伝にもならないし特筆性とやらも無いことを書き込んでれば「荒らし」扱いされてもしょうがないのかもしれませんね。-- 2008年5月3日 (土) 02:09 (UTC)

百科事典防衛戦の邪魔してすみませんでした。-- 2008年5月4日 (日) 20:52 (UTC)

別にインディーバンドがWikipediaにいっぱいあるべきだ、というつもりはないんですが、メジャー新人記事が宣伝タイアップがあるから特筆性あり、なんていう議論がある横で、インディーレーベルだから、という理由で削除されるバンドがあるのは変だなと思います。今どきレーベルがメジャーかインディーかにそれほど意味があるとは思えません。-- 2008年11月18日 (火) 19:22 (UTC)

Wikipedia小史[編集]

ウィキペディアの目的は、信頼されるフリーな百科事典を――それも、質も量も史上最大の百科事典を創り上げることです。

Wikipedia:基本方針とガイドラインからの引用です。GFDL問題で再作成されたWikipedia:ウィキペディアについてにも転用されています。引用の要件を満たすように言っとくと、大元はラリー・サンガーによる2001年11月1日付けのWikipedia Policy初版です。厳密に言うと、「信頼される」は第二文からの編集による移動で、もともとはサンガーが「専門家の査読により」信頼される百科事典を目指していたことがわかります。

ところが、この文言は現在の基本方針とガイドライン英語版からは姿を消しています。履歴を追ってみると、以下のような流れになっているようです。

  • 2006年5月6日、捨てアカウントと見られるユーザーが、「信頼される」の第2文と「質も量も史上」の部分とを削除する編集。引用後半に「ポリシーそのものも編集の対象であり誰でも参加できる」という内容を追加。
  • 2006年8月15日、この改竄された引用に対する出典要求、2008年8月17日付けでラリー・サンガーの名前が追加。
  • 2006年12月29日、本来の引用に戻す編集。直ちに古参管理者が「引用改竄はいけない。そもそも何でこの引用がここにあるのかわからない。」と大幅編集して引用を消す。

この日の編集については、en:Wikipedia talk:Policies and guidelines/Archive 4#Sources_sources_sourcesに当事者のやり取りが残っています。古参管理者の言い分は「基本方針もガイドラインもトップダウンではなくコミュニティーが決める、どの基本方針・ガイドラインもこの引用を参照していない。」というものです。この時点ではまだ残っていた great encyclopedia のような表現も、英語版からは以後徐々に姿を消してしまいます。en:Wikipedia:Aboutでも強調されるのはフリーコンテントと誰でも参加できることばかりです。私の知っている言語を見た限りでは、「質も量も史上最大」の引用を残しているのは日本語版だけのようです。

日本語版だけがラリー・サンガーの諦めた壮大な夢を追いかける、というのもそれはそれでいいのだと思いますが、あまりにも熱心な品質管理活動に出遭ったときに、そんなに積極的にはなれない胸のうちを投げかけたくなることがあります。「何が百科事典的か、って検証可能?」おまけに、ウィキペディアはオンライン百科です。このごろ増えているオンライン百科ですが、これらを典拠として「オンライン百科にはアフィリエイト広告が付いているのが普通」なんて言われる日が来たらどうしますか?

検証可能で中立的な記事が書けるか。私のウィキペディアへの関心はこれに尽きるような気がします。なるべく知らない主題を選んで、どこまで信頼できそうな情報が拾えるか試す。時間があれば削除依頼回りでうろうろしているのも、趣味と実益というヤツです。人様の役に立たずに削除されても自分の楽しみにはなりますから。--2009年12月5日 (土) 13:51 (UTC)

蛇足[編集]

ところで、ジンボ・ウェールズのほうの引用は、英語版の編集者用導入ページにあります。「人類の知識の総和にフリーにアクセスできる」云々の2004年のスラッシュ・ドット・コムのインタビューのヤツです。2004年11月にできたページで本人もちょこっと編集に参加しています。引用は12月に追加されたようです。日本語版からはリンクされていませんし、英語版でもけっこう目につかないページでしょっちゅう荒らされています。「人類の知識の総和」というフレーズ自体は「この記事を削除しても人類の知識の総和に影響はない」なんて使われ方をされてるようですが。レーニンもこの言い回しをよく使っていたみたいですね。--2009年12月7日 (月) 15:24 (UTC)