PMD (ソフトウェア)
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PMD (英語のProgramming Mistake Detectorの頭文字)は、Javaソースコードを解析するための静的なルールセットで、以下のような潜在的問題を識別する:
- バグの可能性 —空のトライ/キャッチ/フィナリー/スイッチブロック
- デッドコード —使われていないローカル変数、パラメータ、プライベートメソッド
- 空のif/whileステートメント
- 複雑な式 —whileループを可能にしたforループのステートメントが必要ない場合
- 準最適コード —無駄な文字列/ストリングバッファの使用
- 高い循環的複雑度測定を使ったクラス
- 重複コード —コピー・アンド・ペーストされたコードはバグもコピー・アンド・ペーストされていると解釈でき、保守性が低下してしまう。
PMDには正式名称が無く、いくつかの非公式名があり、おそらく最も適切な名称は「Programming Mistake Detector」とされる。
通常PMDのエラーは真のエラーにはならないが、むしろ非効率なコードで例えば未だに修正されないとしてもアプリケーションは適切な動作が出来る事になる。
ルールセット
[編集]PMDにはカスタムルールを書くことが出来る内蔵のルールやサポートが含まれる。カスタムルールは以下2通りの方法で書くことになる:
- XPathの使用
- Javaクラスの使用
Copy/Paste Detector (CPD)
[編集]Copy/Paste Detector (CPD)とはPMDに対応したアドオンでラビン-カープ文字列検索アルゴリズムを使って重複コードを検索する。Java、JSP、C言語、C++、Fortran、PHP、C#のコードを使って動作している。
プラグイン
[編集]PMDはJDeveloper、Eclipse、jEdit、JBuilder、Omnicore's CodeGuide、NetBeans/Sun Studio、IntelliJ IDEA、TextPad、Maven、Ant、Gel、JCreator、Hudson、Jenkins、Sonar、Emacsのプラグインにもなっている。
参考文献
[編集]- Rutar, Almazan, Foster (2004), "A Comparison of Bug Finding Tools for Java". ISSRE '04 Proceedings of the 15th International Symposium on Software Reliability Engineering, IEEE, DOI: 10.1109/ISSRE.2004.1
外部リンク
[編集]- Home page at SourceForge.net.
- CPD at SourceForge.net.
- Book: "PMD Applied". Written by the lead developer, Tom Copeland (http://tomcopeland.blogs.com/).
- Sonar (Quality platform) code quality platform uses PMD and CPD
- Redsauce PMD Parser Small utility that parses PMD output in HTML syntax