純物質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。整腸剤 (会話 | 投稿記録) による 2020年8月12日 (水) 06:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

純物質じゅんぶっしつ: pure substance)とは、一定の性質を持つ化学物質のこと。教科書などには純粋な物質と記されていることがある。特に水素酸素など単一の元素(厳密には同素体)からのみ構成されるものを単体など複数の元素が化合してできたものを化合物という。

純物質を構成しているそれぞれの元素の組成密度融点沸点は一定であり、それらの物理的性質から物質の種類を判別することができる。複数の純物質が混合してできた物質は混合物という。

純物質は物理的方法(ろ過蒸留再結晶クロマトグラフィーなど)ではこれ以上分離しない。しかし、化学的方法(電気分解など)を用いれば単体にまで分解することができる。

純物質の例

関連項目