林貞

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林 貞(りん てい、1052年 - 1090年)は、北宋神宗の側室。

生涯[編集]

福州寧徳県の人。三司使の林特の孫娘で、司農卿の林洙の娘。最初、後宮に入って御侍(皇帝の側女)となり、始平郡君馮氏(後の馮賢妃仁宗の側室)と「母娘」の契りを結んだ。一男一女を産んで、元豊5年(1082年)8月に永嘉郡君に封ぜられ、翌元豊6年(1083年)10月に正四品美人に上った。

元豊8年(1085年)に神宗が崩じた時、林貞は次男の趙偲を妊娠中で、哲宗から婕妤に尊封された。元祐5年(1090年)に薨去し、貴儀(従一品嬪)を追贈された。

元符3年(1100年)4月、賢妃を加贈された。政和3年(1113年)4月、徽宗から貴妃を再追贈された。

子女[編集]

伝記資料[編集]

  • 宋史
  • 『宋会要輯稿』
  • 『故賢妃林氏特贈貴妃制』
  • 『寧徳市志』