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フレンチスケール

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フレンチスケール(French catheter scale、フレンチカテーテルスケール、シャリエルスケール、フランスゲージ)とは、カテーテルなどのチューブ類の外径を示す単位である[1]。主に医療現場で用いられる用語である。一般的にはFrと略されフレンチと読む[1]。しかしFgまたはF、Chと表記される場合もある[2]フランスの医学者ジョセフ=フレデリック=ブノワ・シャリオールによって発明された単位である。

フレンチのサイズは、ミリメートルの3倍である[1]。すなわち1フレンチの円形カテーテルの外径は、1/3ミリメートルである[3]

フレンチスケールの早見表

フレンチスケールの図
フレンチ
ゲージ
円周
(mm)
外径
(mm) (インチ)
3 3.14 1 0.039
4 4.19 1.333 0.053
5 5.24 1.667 0.066
6 6.28 2 0.079
7 7.33 2.333 0.092
8 8.38 2.667 0.105
9 9.42 3 0.118
10 10.47 3.333 0.131
11 11.52 3.667 0.144
12 12.57 4 0.158
13 13.61 4.333 0.170
14 14.66 4.667 0.184
15 15.71 5 0.197
16 16.76 5.333 0.210
17 17.81 5.667 0.223
18 18.85 6 0.236
19 19.90 6.333 0.249
20 20.94 6.667 0.263
22 23.04 7.333 0.288
24 25.13 8 0.315
26 27.23 8.667 0.341
28 29.32 9.333 0.367
30 31.42 10 0.393
32 33.51 10.667 0.419
34 35.60 11.333 0.445

脚注

  1. ^ a b c 用語の定義と概念”. 日本緩和医療学会. 2021年12月29日閲覧。
  2. ^ Poll, J. S. (1999). “The story of the gauge”. Anaesthesia 54 (6): 575–581. doi:10.1046/j.1365-2044.1999.00895.x. ISSN 0003-2409. 
  3. ^ 1 French”. Wolfram|Alpha. 20 March 2012閲覧。

関連項目