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'''調号'''とは、[[西洋音楽]]の[[楽譜]]記譜にあたって用いられる、[[変化記号]]のセットである。主として、[[五線譜|五線]]の最初に置かれる。[[調]]によって、どのように置くかが決まるため、調号と呼ばれる。
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伝統的な西洋音楽においては、調号は♯または♭のどちらかをもっぱら使うか全く使わないかであり、♯と♭を混用することはない。

♯の調号はヘハトニイホロの順に、♭の調号はロホイニトハヘの順に書くが、これはそれぞれの使用頻度の順である。(また、[[音部記号]]によって、それぞれの記号を五線のどこに書くかが決まっており、ト音記号(ヴァイオリン記号)の最初の♯は、[[五線譜|第1間]]には置かず、[[五線譜|第5線]]に置く。)

これにより、調号は、[[全音階]]を規定する。一方、[[調]]によって使用する全音階は決まっているから、調によって調号は決まる。たとえば、ニ長調の調号はヘとハに♯を付ける、などである。

調号の種類については、[[調]]を参照のこと。


[[en:Key_signature]]
[[fr:Armure_(musique)]]

2004年10月6日 (水) 10:18時点における版

調号とは、西洋音楽楽譜記譜にあたって用いられる、変化記号のセットである。主として、五線の最初に置かれる。調によって、どのように置くかが決まるため、調号と呼ばれる。

伝統的な西洋音楽においては、調号は♯または♭のどちらかをもっぱら使うか全く使わないかであり、♯と♭を混用することはない。

♯の調号はヘハトニイホロの順に、♭の調号はロホイニトハヘの順に書くが、これはそれぞれの使用頻度の順である。(また、音部記号によって、それぞれの記号を五線のどこに書くかが決まっており、ト音記号(ヴァイオリン記号)の最初の♯は、第1間には置かず、第5線に置く。)

これにより、調号は、全音階を規定する。一方、調によって使用する全音階は決まっているから、調によって調号は決まる。たとえば、ニ長調の調号はヘとハに♯を付ける、などである。

調号の種類については、調を参照のこと。