「ヤング=ヘルムホルツの三色説」の版間の差分

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色覚に赤、緑、青(あるいは紫)の3要素があり、これらが同じ割合で刺激されると白色を感じる。色別は3要素の刺激の比率に応じて生じる、というものである。その後、網膜の色覚受容器である錐状体に、赤、緑、青(RGB)に最もよく反応する3種が区別された。これらの要素の1つないし2つを欠くと[[色盲]]となり、感度の鈍いものは[[色弱]]となる。大部分の色盲表や[[カラーフィルム]]、[[カラーテレビ]]はこの説を応用している。
色覚に赤、緑、青(あるいは紫)の3要素があり、これらが同じ割合で刺激されると白色を感じる。色別は3要素の刺激の比率に応じて生じる、というものである。その後、網膜の色覚受容器である錐状体に、赤、緑、青(RGB)に最もよく反応する3種が区別された。これらの要素の1つないし2つを欠くと[[色盲]]となり、感度の鈍いものは[[色弱]]となる。大部分の色盲表や[[カラーフィルム]]、[[カラーテレビ]]はこの説を応用している。

[[Category:色|やんくへるむほるつのさんしよくせつ]]

[[en:Young-Helmholtz theory]]

2006年6月11日 (日) 14:09時点における版

ヤング=ヘルムホルツの三色説(ヤング=ヘルムホルツのさんしょくせつ、Young-Helmholtz theory)は、T.ヤングの説を、ドイツ生理学者H.ヘルムホルツが発展させた色覚学説の一つをいう。

色覚に赤、緑、青(あるいは紫)の3要素があり、これらが同じ割合で刺激されると白色を感じる。色別は3要素の刺激の比率に応じて生じる、というものである。その後、網膜の色覚受容器である錐状体に、赤、緑、青(RGB)に最もよく反応する3種が区別された。これらの要素の1つないし2つを欠くと色盲となり、感度の鈍いものは色弱となる。大部分の色盲表やカラーフィルムカラーテレビはこの説を応用している。