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==「名人」川端康成== |
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*一芸に秀でた人 |
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==「名人」川端康成== |
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川端康成の小説の題名。
碁の名人が、引退碁に望む様を、新聞の観戦記者からの視点で描いた作品。
川端の作品としては、女がほとんど出てこない点で、地味な感じを受けるが、
その、碁という「静」の世界の激しさと静けさをこのように描けるのは、
やはり日本の文豪ならではであろう。
職業に勝負を選んだ人間の、人生の結集を的確に描いている。
芥川龍之介の『枯野秒』にも通じる、円熟した作品。