「カージナルテトラ」の版間の差分
DarafshBot (会話 | 投稿記録) m r2.7.1) (ロボットによる 変更: ca:Paracheirodon axelrodi |
m編集の要約なし |
||
22行目: | 22行目: | ||
成魚の体長は約4cm。身体上半分の頭部から尾びれの付け根近くにかけてメタリックブルーのラインが入り、下半分は全体が赤色となる。 |
成魚の体長は約4cm。身体上半分の頭部から尾びれの付け根近くにかけてメタリックブルーのラインが入り、下半分は全体が赤色となる。 |
||
[[ネオンテトラ (熱帯魚)|ネオンテトラ]]に酷似した容姿であり、相違点は下腹部全体が赤く青帯より面積が広いことと、ネオンテトラに比べてやや大柄である点 |
[[ネオンテトラ (熱帯魚)|ネオンテトラ]]に酷似した容姿であり、相違点は下腹部全体が赤く青帯より面積が広いことと、ネオンテトラに比べてやや大柄である点(ネオンテトラは本種より1cmほど小さい)のみで、当初はネオンテトラの[[亜種]]または一部変種と考えられていたが、[[1956年]]に正式に別種として区別された。 |
||
== 飼育 == |
== 飼育 == |
||
性格は比較的穏和であり、他魚ともさほどトラブルを起こすことはないため、混泳に適する。また、群れることを好むため飼育では群泳させたほうが、魚のストレス解消にも見た目にも良い |
性格は比較的穏和であり、他魚ともさほどトラブルを起こすことはないため、混泳に適する。また、群れることを好むため飼育では群泳させたほうが、魚のストレス解消にも見た目にも良い。ただし、本来カラシン目の魚は[[雑食性]]であり、群れの数が多いと、時として小さなサイズの他種や小型の[[エビ]]などを突然集団で襲撃することもあるので、混泳水槽では同居させる種や数の比率に若干の注意を要する。 |
||
弱酸性の水質を好み、人工飼料でも問題なく育つなど、ネオンテトラや[[グローライトテトラ]]などと飼い方はおなじで、ネオンテトラより赤みが強く飼育が容易であるため、[[淡水]][[熱帯魚]]の入門種とされ[[季節]]を問わず、比較的廉価で入手可能な熱帯魚である。[[繁殖]]は難しい。 |
[[弱酸性]]の水質を好み、人工飼料でも問題なく育つなど、ネオンテトラや[[グローライトテトラ]]などと飼い方はおなじで、ネオンテトラより赤みが強く飼育が容易であるため、[[淡水]][[熱帯魚]]の入門種とされ[[季節]]を問わず、比較的廉価で入手可能な熱帯魚である。[[繁殖]]は難しい。 |
||
改良品種として作出されたアルビノ個体が存在する。(アルビノテトラ)また、体に寄生したバクテリアの作用によって体が金属質の光沢を帯びる「プラチナカージナルテトラ」と呼ばれるものが存在する。カラシンの仲間の多くと[[デルモゲニー]] |
改良品種として作出された[[アルビノ]]個体が存在する。(アルビノテトラ)また、体に寄生した[[バクテリア]]の作用によって体が金属質の光沢を帯びる「プラチナカージナルテトラ」と呼ばれるものが存在する。カラシンの仲間の多くと[[デルモゲニー]](こちらは多数のプラチナ固体が一般に販売される)と呼ばれる[[東南アジア]]産の淡水性の[[サヨリ]]の仲間にこのような変異を起こした個体が見られる。 |
||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2012年5月5日 (土) 04:56時点における版
カージナルテトラ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Paracheirodon axelrodi (Schultz, 1956) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Cardinal tetra |
カージナルテトラ、カーディナルテトラ(学名Paracheirodon axelrodi)は、カラシン目カラシン科の熱帯魚。アマゾン川上流域に分布する。
形態
成魚の体長は約4cm。身体上半分の頭部から尾びれの付け根近くにかけてメタリックブルーのラインが入り、下半分は全体が赤色となる。
ネオンテトラに酷似した容姿であり、相違点は下腹部全体が赤く青帯より面積が広いことと、ネオンテトラに比べてやや大柄である点(ネオンテトラは本種より1cmほど小さい)のみで、当初はネオンテトラの亜種または一部変種と考えられていたが、1956年に正式に別種として区別された。
飼育
性格は比較的穏和であり、他魚ともさほどトラブルを起こすことはないため、混泳に適する。また、群れることを好むため飼育では群泳させたほうが、魚のストレス解消にも見た目にも良い。ただし、本来カラシン目の魚は雑食性であり、群れの数が多いと、時として小さなサイズの他種や小型のエビなどを突然集団で襲撃することもあるので、混泳水槽では同居させる種や数の比率に若干の注意を要する。
弱酸性の水質を好み、人工飼料でも問題なく育つなど、ネオンテトラやグローライトテトラなどと飼い方はおなじで、ネオンテトラより赤みが強く飼育が容易であるため、淡水熱帯魚の入門種とされ季節を問わず、比較的廉価で入手可能な熱帯魚である。繁殖は難しい。
改良品種として作出されたアルビノ個体が存在する。(アルビノテトラ)また、体に寄生したバクテリアの作用によって体が金属質の光沢を帯びる「プラチナカージナルテトラ」と呼ばれるものが存在する。カラシンの仲間の多くとデルモゲニー(こちらは多数のプラチナ固体が一般に販売される)と呼ばれる東南アジア産の淡水性のサヨリの仲間にこのような変異を起こした個体が見られる。
関連項目