「ユニセックス」の版間の差分

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'''ユニセックス'''(unisex)とは男女どちらでも着られる[[衣類|衣服]]、およびそれを身につける[[ファッション]]のことである。
'''ユニセックス''' (Unisex、Unisexual) とは男女どちらでも着られる[[衣類|衣服]]、およびそれを身につける[[ファッション]]のことである。


これらの中にはもともと「ユニセックス用」として製造・販売されている服を着用する場合と、男性用の衣服で女性でも着られそうな服を女性が着る場合、また女性用の衣服で男性でも着られそうな服を男性が着る場合、がある。主としてシャツ・ズボン・セーターなどの類が多い。
これらの中にはもともと「ユニセックス用」として製造・販売されている服を着用する場合と、男性用の衣服で女性でも着られそうな服を女性が着る場合、また女性用の衣服で男性でも着られそうな服を男性が着る場合、がある。主としてTシャツ・ズボン・セーターなどの類が多い。


男性的な衣服をもともと女性向けに仕立てて、それを着るファッションは「マニッシュ」といい、ユニセックスには含めない。
男性的な衣服をもともと女性向けに仕立てて、それを着るファッションは「マニッシュ」といい、ユニセックスには含めない。


男性用の衣服で普通女性が着るとは思えない服(背広など)を女性が着たり、逆に女性用の衣服で普通男性が着るとは思えない服([[スカート]]など)を男性が着たりする場合は「クロスドレッシング」といい、ユニセックスとは異質の傾向とみなされる場合が多いが、その境界はかなり曖昧である。たとえば女性用のブラウスやホットパンツを男性が着る場合、人によってはファッションとして着こなしてしまう人もいる。
男性用の衣服で普通女性が着るとは思えない服(背広など)を女性が着たり、逆に女性用の衣服で普通男性が着るとは思えない服([[スカート]]など)を男性が着たりする場合は「クロスドレッシング」といい、ユニセックスとは異質の傾向とみなされる場合が多いが、その境界はかなり曖昧である。たとえば女性用のブラウスや[[ホットパンツ]]を男性が着る場合、人によってはファッションとして着こなしてしまう人もいる。
(クロスドレッシングは[[異性装]]とは別のものと考えられるが、両者の境目も曖昧である)
(クロスドレッシングは[[異性装]]とは別のものと考えられるが、両者の境目も曖昧である)


近年ユニセックスの服装が増えている背景には、これまで女性向けの服装とされてきたものが、女性の社会進出が進んだ現在、必ずしも機能的ではなく、そこで男性用の衣類に手を出す人が増えている一方で、ファッションに凝る男性の中には男性向けの装飾性の低い服に飽きたらず、デザインやカラーバリエーションの豊かな女性用の衣類を何とか着こなそうとしている人たちが出てきていることなどが考えられる。
近年ユニセックスの服装が増えている背景には、これまで女性向けの服装とされてきたものが、女性の社会進出が進んだ現在、必ずしも機能的ではなく、そこで男性用の衣類に手を出す人が増えている一方で、ファッションに凝る男性の中には男性向けの装飾性の低い服に飽きたらず、デザインやカラーバリエーションの豊かな女性用の衣類を何とか着こなそうとしている人たちが出てきていることなどが考えられる。


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2008年2月25日 (月) 10:05時点における版

ユニセックス (Unisex、Unisexual) とは、男女どちらでも着られる衣服、およびそれを身につけるファッションのことである。

これらの中には、もともと「ユニセックス用」として製造・販売されている服を着用する場合と、男性用の衣服で女性でも着られそうな服を女性が着る場合、また女性用の衣服で男性でも着られそうな服を男性が着る場合、がある。主としてTシャツ・ズボン・セーターなどの類が多い。

男性的な衣服をもともと女性向けに仕立てて、それを着るファッションは「マニッシュ」といい、ユニセックスには含めない。

男性用の衣服で普通女性が着るとは思えない服(背広など)を女性が着たり、逆に女性用の衣服で普通男性が着るとは思えない服(スカートなど)を男性が着たりする場合は「クロスドレッシング」といい、ユニセックスとは異質の傾向とみなされる場合が多いが、その境界はかなり曖昧である。たとえば女性用のブラウスやホットパンツを男性が着る場合、人によってはファッションとして着こなしてしまう人もいる。 (クロスドレッシングは「異性装」とは別のものと考えられるが、両者の境目も曖昧である)

近年ユニセックスの服装が増えている背景には、これまで女性向けの服装とされてきたものが、女性の社会進出が進んだ現在、必ずしも機能的ではなく、そこで男性用の衣類に手を出す人が増えている一方で、ファッションに凝る男性の中には男性向けの装飾性の低い服に飽きたらず、デザインやカラーバリエーションの豊かな女性用の衣類を何とか着こなそうとしている人たちが出てきていることなどが考えられる。