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2007年11月29日 (木) 08:01時点における版
アカイア人または古代ギリシア語でアカイオイ(Achaioi)と呼ばれるのは、紀元前1200年ころにテッサリアから南下してペロポネソス半島に定住したとされる古代ギリシアのギリシア人を構成した集団のひとつ。
アカイオイの呼び名は、イリアスやオデュッセイアといったホメロスの叙事詩では、そこで描かれるギリシア人の総称として用いられている。さらにミケーネ文明の栄えた紀元前1400年から紀元前1200年ごろにかけて、エーゲ海を挟んだアナトリア半島に勢力を持ったヒッタイト新王国時代の粘土板文書やエジプトの碑文に、アヒヤワの名前で登場する。
その一部はのちに南下してきたドーリア人に属するスパルタに征服された。
ミケーネ文明崩壊後の暗黒時代を経てポリス時代に入ってからは、アカイオイの呼称はテッサリア南東部と、シュキオンからエリスにかけてのコリントス湾岸の住民を指した。この時代のアカイオイが建設した殖民市に、南イタリアのシュバリスやクロトンなどがある。ギリシア本土のアカイア人の12のポリスはアカイア同盟を構成したが、後に解体され、紀元前280年に4つのポリスによって再結成された。