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2007年7月15日 (日) 20:47時点における版

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マウンテンバイクにおけるダウンヒル

ダウンヒルは、マウンテンバイク(MTB)競技の一種で、最も危険で激しいジャンル。山に作られた斜面・急斜面をMTBを使って高速で走行する。

上級者は時速80~90kmを超えるスピードで走行することも少なくない。ダウンヒルコースは自転車で走るからといって土がしっかり踏み固められたものではない。大きな石がゴロゴロしている箇所、砂利が敷き詰められている箇所等、多数の障害がコース内に存在する。一番危険なのは、ドロップオフと呼ばれる段差である。段差自体は1mも無い程だが、そこを高速で下りるとなると危険を伴う。上級者コースには速いスピードが出るエリアにもドロップオフは存在する。

ダウンヒルコースが設置されている場所は、ゴンドラ(ロープウェイのようなもの)又は運搬専用の車でMTBとライダーを山の上まで運び、ライダーはそこから一気に山を下る。基本的にダウンヒルに上りという概念はない。ジャンルとしてはエクストリームスポーツに分類される。

日本で最も著名なコースとして富士見パノラマリゾートが挙げられる。

ロードレースにおけるダウンヒル

ロードレースにおいてのダウンヒルは坂を下る行為そのものを指し、独立した競技ジャンルとしては存在しない。

ツール・ド・フランスなどのグランツールに出場するようなプロ選手は、時に100km/hに達しようかというスピードで下っていくが、カーブなどでロードバイクを制御しきれず、転倒・落車することもままあり、時に死者が出てしまうことさえある(例:1995年のツール・ド・フランス第15ステージでファビオ・カザルテッリが落車して死亡)。

パオロ・サヴォルデッリのようにダウンヒルが得意な選手は「ダウンヒラー」と呼ばれるが、この分野における能力はクライマーやスプリンターのように脚質(=筋肉の質)によるものとは少々赴きが異なり、バランス感覚や反応力のほかメンタルに左右される部分が大きい。