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2007年6月3日 (日) 08:18時点における版

カベルネ・フラン(Cabernet Franc)は、フランスの赤ワイン用ぶどう品種である。世界的に最も人気のある赤ワイン用ぶどう品種カベルネ・ソーヴィニョンの後輩親として知られている。

ボルドー地方では、カベルネ・ソーヴィニョンに比べ、それほど排水のよくないところでも育つため、ドルドーニュ川右岸の、サンテミリオンやフロンサック地区などで比較的多く見られている。ジロンド川左岸のメドック抔では、ほんの数パーセント作られているだけである。

フランス国内で、最も多く作られているのは、ロワール地方で、シノン、ソミュール、ブルグイユなどの赤ワインは、この品種を主体にして作られている。カベルネ・ソーヴィニョンによく似たブルーベリーのような香りと、ほどよい渋み、豊かな酸味を持っているが、カベルネ・ソーヴィニョンに比べると、おとなしい感じのワインが多い。AOCワインでは安価なものの一つで、心地よい薄甘口の味わいと、サーモンピンクの色合いが美しいアンジュー・ロゼやカベルネ・ダンジューも、この品種を中心に作られている。

フランス以外では、カリフォルニアやオーストラリアで作っているところがあるが、その量は非常に少ない。

日本では、カベルネ・ソーヴィニョンに比べ、高温多湿に比較的強いため、山梨県を中心にこのぶどうを導入しているワイン園がいくつかある。