「契丹語」の版間の差分

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'''契丹語'''(きったんご)は、かつて[[契丹]]で話された言語。[[モンゴル諸語]]に属した可能性がある
'''契丹語'''(きったんご)は、かつて[[契丹]]で話された言語。

[[モンゴル諸語]]に近いと考えられているが、その一方で現在のモンゴル諸語から再構されるモンゴル祖語との違いも大きいため、{{仮リンク|ユハ・ヤンフネン|en|Juha Janhunen}}は「準モンゴル語」(Para-Mongolic)のひとつに位置づけている<ref>{{cite book|author=Janhunen, Juha|chapter=Para-Mongolic|title=The Mongolic Languages|editor=Juha Janhunen|year=2003|publisher=Routledge|pages=391-402}}</ref>。


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二種類の[[契丹文字]]で書かれた諸墓誌から知られている。2010年に[[ロシア科学アカデミー]]の所蔵で{{仮リンク|Nova N 176|en|Nova N 176}}という契丹語の文献が見つかった。

== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
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2015年7月3日 (金) 00:28時点における版

契丹語(きったんご)は、かつて契丹で話された言語。

モンゴル諸語に近いと考えられているが、その一方で現在のモンゴル諸語から再構されるモンゴル祖語との違いも大きいため、ユハ・ヤンフネンは「準モンゴル語」(Para-Mongolic)のひとつに位置づけている[1]

二種類の契丹文字で書かれた諸墓誌から知られている。2010年にロシア科学アカデミーの所蔵でNova N 176英語版という契丹語の文献が見つかった。

脚注

  1. ^ Janhunen, Juha (2003). “Para-Mongolic”. In Juha Janhunen. The Mongolic Languages. Routledge. pp. 391-402 

参考文献