「Wikipedia:版指定削除の方針」の版間の差分

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→‎経過措置としての特定版revisiondelete: 経過期間審議向けガイドライン草案
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例外として、削除依頼サブページ自体に権利侵害のおそれが生じた場合、本文のみなら本文をrevisiondelete、サブページ名に問題がある場合、適切な記事名に移動した上で、本文、リンク元ページにある問題ある記事名を修正し、移動ログをrevisiondeleteすることができます。対処後、サブページのノートに報告をしてください。
例外として、削除依頼サブページ自体に権利侵害のおそれが生じた場合、本文のみなら本文をrevisiondelete、サブページ名に問題がある場合、適切な記事名に移動した上で、本文、リンク元ページにある問題ある記事名を修正し、移動ログをrevisiondeleteすることができます。対処後、サブページのノートに報告をしてください。

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以下、経過期間用の審議向けガイドライン草案

== 当面秘匿での対処を行わないもの ==
*ログ、要約欄、利用者名の秘匿
*既に削除されたものの復帰

== 秘匿での対処を行うもの ==
コミュニティの合意によって、削除ではなく秘匿での対処が可能です。以下に、おおよそのガイドラインを書いておきます。

=== 履歴不継承 ===

追記して、転記が行われた版から追記直前の版を秘匿。

=== 権利侵害関係 ===

;削除依頼提出までに侵害部分の除去がない場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえおかきくけこ」という記述になった。この場合、侵害部分を除去し、最初に侵害があった版から、除去の直前までの版を秘匿。

;既に侵害部分が除去されていて、その後書き戻しがない場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえ」となったところで、侵害部分を除去し、「ほげほげふにふにあいうえ」となったが削除依頼は出さないまま加筆が進み「ほげほげふにふにあいうえおかき」という記述になった。この場合は侵害となる記述を含む版を全部秘匿。

;既に侵害となる記述含まれる版で、侵害となる記述を含むかどうかを問わず、大幅な除去が行われている場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえ」となったところで、リバートして「ほげほげ」に。削除依頼を出さずに加筆が進み、「ほげほげかきくけこ」という記述になった。このまま秘匿しようとすると「ふにふにあいうえ」が見えなくなってしまうけれど、「ほげほげふにふにあいうえかきくけこ」と記述を戻して、侵害がある記述を含む版をすべて秘匿することもできる。

=== 審議の注意点 ===
つまり、これまでは履歴の問題でざっくり削除されていた部分を、秘匿機能によって残すことができるのですが、それはつまり、ざっくり削除されるから検証していなかった版をも検証しないといけなくなるということです。最初の侵害の記述を見つけ、完全なリバートがなければ、ざっくり削除だったけれど、今後は(バイト数や要約欄の助けを借りながら)全版を確認しなければ、残せた版を秘匿してしまう可能性がある。結果としてその記述が残るとしても、たとえばその差分を確認できるはずなのにできなくなってしまうというようなことも起こります。

多くの場合は、侵害のある記述が除去されないまま単純に加筆が増えるという事例に当てはまるでしょう。特に古くからあり、編集がさかんに行われ、方針やガイドライン、著作権などを十分知る利用者の目の届かないような記事の古い版で侵害が見つかった場合、混乱が生じるようなことがあるでしょう。そして、そのような記事では、確認しなければならない版も多い。これは、記述の量や質と、審議の場での労力の比較の問題です。審議に参加する個々の利用者が、その手間をかけるかどうかを判断してください。

== 既に削除依頼が出ているものへの対処 ==

特定版削除に比べて、秘匿を用いる対処は、閲覧可能な状態に保つことができる版が増えます。特定版削除での合意を秘匿に読み替えてしまうと、本来秘匿する必要のない版も秘匿してしまう可能性があります。「巻き込まれ」を理由として長期化しているような案件については、「秘匿」機能を前提として、できるだけ意見を付けてもらえれば、対処が進むでしょう。

=== 長期案件への裁量での対処 ===

本来、秘匿機能の導入を踏まえて新たにコミュニティの意見が示され、その合意に従って対処するというのが、ウィキペディアのしくみからいえば、適切な流れだと思われます。

しかし、「巻き込まれ」を理由として長期化していると想像される案件も多く、これらについて、慎重さが求められるとしても、いくらか裁量で対処することも現実的な対応かもしれません。もちろん、審議に参加可能な利用者のひとりとして、まずは古い案件で版を指定して票を投じることが推奨されます。

裁量での対処をする管理者は、特定版削除に比べて、秘匿を用いる対処は、閲覧可能な状態に保つことができる版が増えます。特定版削除での合意を秘匿と読み替えてしまうと、本来秘匿する必要のない版も秘匿してしまう可能性があることに留意してください。以下のような場合は、裁量での対処も検討できると思います。

*単に対処が滞っているのではなく、大量の巻き込まれがあるなどの理由がありそうな長期案件。いつよりも前のものか、というのはさておくとしても、他の案件よりも早期の対処が望まれていると考えることはできるでしょう。
*依頼時に削除対象となる記述がある版が列記されている場合。依頼者や審議参加者が履歴の問題を把握していない場合や、「履歴の保存」を前提として検討している場合に、このような例が見られます。
*上記「削除依頼提出までに侵害部分の除去がない場合」であれば、従来の特定版削除と秘匿で「見えなくなる版」は同じです。リバートして削除依頼が出ていたものを、その直前の版から削除対象記述を除去し、削除対象を含む版、すなわち「最初に削除対象記述があった版から削除依頼直前の版まで」を中抜きで秘匿する対処は、依頼通りの対処と言えるでしょう。
*削除対象かどうかという点を除き、内容の是非についての判断はしないで、有意な記述をすべて再利用可能な形にできる場合。ただし、対処後の確認は難しくなりますから、できるだけ避けてください。上の例が複数回あるような案件ならば、判断はそれほど難しくないでしょう。途中に削除対象記述の部分的な除去があるような場合は難しくなります。





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2010年7月12日 (月) 13:13時点における版

この文書では、revisiondelete機能についての方針を定めます。

方針が確定するまでの間、あるいは●月●日までの経過措置として以下に明記されたものを試験運用するものとします。

経過措置としての特定版revisiondelete

管理者は、削除依頼の審議によって権利侵害のおそれを理由に本文を表示すべきではなく、投稿者名を残すことで残すべき記事の内容を損なわずに済むという合意が得られた場合、revisiondelete 機能を使うことができます。

ただし、利用者名、要約欄については、従来の削除で対応してください。また、ログのdeleterevisionはしてはいけません。

例外として、削除依頼サブページ自体に権利侵害のおそれが生じた場合、本文のみなら本文をrevisiondelete、サブページ名に問題がある場合、適切な記事名に移動した上で、本文、リンク元ページにある問題ある記事名を修正し、移動ログをrevisiondeleteすることができます。対処後、サブページのノートに報告をしてください。


以下、経過期間用の審議向けガイドライン草案

当面秘匿での対処を行わないもの

  • ログ、要約欄、利用者名の秘匿
  • 既に削除されたものの復帰

秘匿での対処を行うもの

コミュニティの合意によって、削除ではなく秘匿での対処が可能です。以下に、おおよそのガイドラインを書いておきます。

履歴不継承

追記して、転記が行われた版から追記直前の版を秘匿。

権利侵害関係

削除依頼提出までに侵害部分の除去がない場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえおかきくけこ」という記述になった。この場合、侵害部分を除去し、最初に侵害があった版から、除去の直前までの版を秘匿。

既に侵害部分が除去されていて、その後書き戻しがない場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえ」となったところで、侵害部分を除去し、「ほげほげふにふにあいうえ」となったが削除依頼は出さないまま加筆が進み「ほげほげふにふにあいうえおかき」という記述になった。この場合は侵害となる記述を含む版を全部秘匿。

既に侵害となる記述含まれる版で、侵害となる記述を含むかどうかを問わず、大幅な除去が行われている場合

たとえば「ほげほげ」とあったところに侵害となる記述を含む加筆があり「ほげほげ侵害ふにふに」となったとします。その後気付かずに加筆が進み、「ほげほげ侵害ふにふにあいうえ」となったところで、リバートして「ほげほげ」に。削除依頼を出さずに加筆が進み、「ほげほげかきくけこ」という記述になった。このまま秘匿しようとすると「ふにふにあいうえ」が見えなくなってしまうけれど、「ほげほげふにふにあいうえかきくけこ」と記述を戻して、侵害がある記述を含む版をすべて秘匿することもできる。

審議の注意点

つまり、これまでは履歴の問題でざっくり削除されていた部分を、秘匿機能によって残すことができるのですが、それはつまり、ざっくり削除されるから検証していなかった版をも検証しないといけなくなるということです。最初の侵害の記述を見つけ、完全なリバートがなければ、ざっくり削除だったけれど、今後は(バイト数や要約欄の助けを借りながら)全版を確認しなければ、残せた版を秘匿してしまう可能性がある。結果としてその記述が残るとしても、たとえばその差分を確認できるはずなのにできなくなってしまうというようなことも起こります。

多くの場合は、侵害のある記述が除去されないまま単純に加筆が増えるという事例に当てはまるでしょう。特に古くからあり、編集がさかんに行われ、方針やガイドライン、著作権などを十分知る利用者の目の届かないような記事の古い版で侵害が見つかった場合、混乱が生じるようなことがあるでしょう。そして、そのような記事では、確認しなければならない版も多い。これは、記述の量や質と、審議の場での労力の比較の問題です。審議に参加する個々の利用者が、その手間をかけるかどうかを判断してください。

既に削除依頼が出ているものへの対処

特定版削除に比べて、秘匿を用いる対処は、閲覧可能な状態に保つことができる版が増えます。特定版削除での合意を秘匿に読み替えてしまうと、本来秘匿する必要のない版も秘匿してしまう可能性があります。「巻き込まれ」を理由として長期化しているような案件については、「秘匿」機能を前提として、できるだけ意見を付けてもらえれば、対処が進むでしょう。

長期案件への裁量での対処

本来、秘匿機能の導入を踏まえて新たにコミュニティの意見が示され、その合意に従って対処するというのが、ウィキペディアのしくみからいえば、適切な流れだと思われます。

しかし、「巻き込まれ」を理由として長期化していると想像される案件も多く、これらについて、慎重さが求められるとしても、いくらか裁量で対処することも現実的な対応かもしれません。もちろん、審議に参加可能な利用者のひとりとして、まずは古い案件で版を指定して票を投じることが推奨されます。

裁量での対処をする管理者は、特定版削除に比べて、秘匿を用いる対処は、閲覧可能な状態に保つことができる版が増えます。特定版削除での合意を秘匿と読み替えてしまうと、本来秘匿する必要のない版も秘匿してしまう可能性があることに留意してください。以下のような場合は、裁量での対処も検討できると思います。

  • 単に対処が滞っているのではなく、大量の巻き込まれがあるなどの理由がありそうな長期案件。いつよりも前のものか、というのはさておくとしても、他の案件よりも早期の対処が望まれていると考えることはできるでしょう。
  • 依頼時に削除対象となる記述がある版が列記されている場合。依頼者や審議参加者が履歴の問題を把握していない場合や、「履歴の保存」を前提として検討している場合に、このような例が見られます。
  • 上記「削除依頼提出までに侵害部分の除去がない場合」であれば、従来の特定版削除と秘匿で「見えなくなる版」は同じです。リバートして削除依頼が出ていたものを、その直前の版から削除対象記述を除去し、削除対象を含む版、すなわち「最初に削除対象記述があった版から削除依頼直前の版まで」を中抜きで秘匿する対処は、依頼通りの対処と言えるでしょう。
  • 削除対象かどうかという点を除き、内容の是非についての判断はしないで、有意な記述をすべて再利用可能な形にできる場合。ただし、対処後の確認は難しくなりますから、できるだけ避けてください。上の例が複数回あるような案件ならば、判断はそれほど難しくないでしょう。途中に削除対象記述の部分的な除去があるような場合は難しくなります。




一般的な指針

RevisionDeleteは、ライセンス違反を含む著作権侵害、名誉や信用の毀損、誹謗や中傷、プライバシーの侵害など、法的な問題が懸念される記述のほか、極端に攻撃的で不快を催す記述を秘匿するために用いられます。

秘匿するのは、その記述が含まれる要素に限定されます。ある記述の秘匿によって、新たな侵害が生じる場合もあります。

ログの秘匿は原則として行われるべきではありません。ただし、ページ名や利用者名が秘匿の対象となる場合は、削除ログやブロックログなどを秘匿する必要が生じる場合もあります。「秘匿操作ログ」の秘匿は行われるべきではありません。

秘匿の対象

本文のrevisiondelete

本文を公開すべきではない場合、従来の削除の代わりにrevisiondeleteを用いることができます。従来、記事の古い版の本文に含まれる記述を削除する必要がある場合には、本文と共に投稿者や要約欄の記録も削除されるため、GFDLが求める要件から、削除された版以降の版も削除されてきました。RevisionDeleteは本文のみを秘匿することができます。

利用者名、要約欄のrevisiondelete

利用者名、要約欄のrevisiondelete、およびブロックや削除などの操作の対象としての記事名や利用者名のrevisiondeleteには注意が必要です。利用者名や要約欄は、履歴に含まれますから、GFDL上の問題が生じることがあります。

利用者名に問題がある場合

  • すべての投稿で利用者名をrevisiondeleteします。
  • 利用者名をrevisiondelete する場合で、加筆分が新規の創作性のある記述だった場合は、その記述が残っている版の本文もrevisiondeleteしなければなりません 。

要約欄に問題がある場合 要約欄の記述が「改変の要約」であり、加筆分が新規の創作性のある記述だった場合は本文もrevisiondeleteする必要があります。要約欄が「(ほげほげの本名はどこそこ)」という記述であれば、要約欄をrevisiondeleteできますが、「(ほげほげの本名はどこそこであるほか、基本的な情報を全体に加筆)」というような要約欄をrevisiondeleteする場合は、この版で同時に書かれた記述が残っている版の本文もrevisiondelete しなければなりません。

緊急のrevisiondelete

名誉や信用の毀損、誹謗や中傷、プライバシーの侵害などの場合は、広く議論を行なうことが、逆に情報を拡散してしまうことにも繋がります。このような場合、緊急のrevisiondelete を行なうことがあります。