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巻乗り(まきのり)とは、馬術における運動の一つである。
広義には直径10m以下の輪線運動[注 1]を指す。馬場馬術では直径6mである。
巻乗りは、馬に後肢の踏み込み[注 2]を求める収縮運動であり、四肢は正しく輪線上を進む必要がある。
横への屈撓と後肢の踏み込みがなされることを利用して、「腰を内へ」等の二蹄跡運動[注 3]の前段階に用いられることがある。
特に指示が無い場合、基本的には直径6mの円のことを指すが「大きく」と号令された場合この限りではない。なお、直径10mを超える輪線運動は輪乗りとよぶ。
- ^ 円を描く運動のこと。
- ^ 後肢を馬体の下に大きく踏み出すこと。これにより、馬の体重をより後肢で負担し、逆に前肢が軽くなる。
- ^ 前肢の蹄跡を後肢が追わない、かに歩きのような運動のこと。