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ノート:ユナイテッド・ヘルス

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翻訳の手法について

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(前置き:本来であればこうした内容はこのノートではなく翻訳された方の会話ページで行うべきなのですが、可変IP利用者であるため会話ページ経由で連絡が取れないこと、また同一人物と思われる方がノートでの指摘を望んでいらっしゃる(差分)という事情があり、この場をお借りさせていただきます。)

まずは長い原文を精力的に翻訳して頂いたことについて、感謝の意を述べさせてください。その上で一つ、気を付けていただきたい事があります。それは「ご存じない英単語が原文に出てきた場合、google検索のトップに出てくる訳語を用いないでください」という事です。
「2010年代」直下の場所をご確認ください。"high-acuity"を「高視力」と翻訳されていますね。acuityをgoogle検索するとトップには「視力」と表示されますが、実際にはacuity 単体で使った場合の第一義は「鋭さ」であり「視力」ではありません。"visual acuity"と言った場合には、これは「視力」になります。この例をとっても、google検索のトップに出てくる訳語は信用ならない、という事がご理解頂けるのではないでしょうか。

以後は余談となりますが、では問題の"high-acuity"とは何なのか。私の専門は医学ではないので"high-acuity"の意味について一席ぶつような資格はないのですが、それ故に素人が専門外の翻訳を行わざるを得ない場合どのような手法を取るべきか、という方法論はお話しできようかと思います。
まず私ならこれが専用用語であると当たりを付けてciniiで"high acuity"で検索します。ciniiは日本語を中心とした論文の検索サイトなのですが、中には日本語と英語両方で書かれている論文があるため、専門用語の調査に役立ちます。実際に検索してみると病院の特性別にみた重症ケア患者の分布という論文が引っ掛かります。これを読むと"high-acuity"は「重症ケア」を指すことが分かります。ケア関係の言葉であることが分かったので、今度は「"high acuity" ケア」でgoogle検索してみると、この他にも「クリティカルケア」や「集中ケア」といった訳語があることに気が付きます。最終的にはこうした複数の候補について、専門書でどれが最も広く使われているかを調べれば理想的ですね。
あるいは英語版記事の出典に詳しい説明が乗っているかもしれませんからそちらを調査するのも手ではありましょう。"Picis is a market leader in providing enterprise software to the high-acuity areas of hospitals, which include the emergency department (ED), surgical suites (ORs and recovery rooms) and intensive care units (ICUs)."。つまり買収されたPics社の the high-acuity areas of hospitals は救急医学(ED)や手術室や集中治療室を含んでいたことがわかります。ここからも high-acuity が「重症ケア」を指すことに辿り着けます。
とにかく専門外の分野に関する記事を翻訳するのはこのように訳語一つ探すのも骨の折れる作業になります。個人的には労多くして益少なしという印象があり、あまりお勧めはしません。--おいしい豚肉会話2019年1月22日 (火) 10:52 (UTC)[返信]