ノート:50MHz帯

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50MHzから54MHzの周波数。VHF帯に属するアマチュア無線に使用される周波数帯。6mバンド。 通常の伝播は見通し距離内の地表波伝播で100km程であるが、Eスポ発生時には300~1500km、F層を利用は海外の 伝播が可能となる。また気圧配置などによる異常伝搬(スキャッター)による通信、流星散乱による通信が知られている。 異常伝播が発生するバンドとして有名(Eスポ反射、赤道横断伝播など)で、「マジック・バンド」、 「ミラクル・バンド」とも呼ばれることがある。 異常伝播発生時、国外との交信も出来る。南太平洋のフィジー島、ソロモン諸島、東南アジア、オーストラリアなどの 地域とは比較的交信のチャンスがある。無線局のロケーション条件に依存するが、アフリカやヨーロッパへの伝播が 可能なチャンスが太陽黒点極小期でも意外に多いことが知られるようになってきた。なお、異常伝播によらない 長距離交信が繰り返し試みられた歴史があり、1982年には南大東島―ブラジル間の対蹠点交信による世界最長到達記録が樹立された。 平日は静かだが、土日は山岳移動などの移動運用局が多い。 Eスポ発生時には、パイルアップで交信が賑わう。 波長が6mでアンテナも容易に設置可能なため、集合住宅にアンテナを設置して運用する無線家 (通称「アパマンハム」アパート・マンション・ハムの略)も多い。 1970年代までは入門バンドとして人気があり現在でも根強い人気がある。 1975年頃よりAMからSSBへの移行が起こり、現在ではCW、SSB、FMの運用が主流である。 1960年代までアマチュア無線における通信方式で主流であったAMは、現在でも一部の愛好家が根強く運用を続けている。 現在でも、礼儀正しい言葉遣いや自作機による運用など、往年のアマチュア無線の雰囲気が色濃く残っている周波数帯である。 50MHZはCW、SSB、51MHz台はFMが多く利用される。流星電波観測は現在53MHz台で運用されている。 TVI、BCIなどのインターフェアに注意が必要なバンド(周波数の2倍の高調波がテレビの2~3チャンネル周辺、4倍の高調波が10チャンネル周辺に当たるため)と言われる。現在では、無線機の不要輻射抑制性能の向上により高調波は十分に減衰されており、送信アンテナをテレビアンテナから遠ざければ、基本波を含めた電波障害の問題は起こりにくくなってきている。 また、地上デジタル放送により問題は解消された。 近年EME(月面反射通信)も許可された。 2011-10-08JA5EMM    「アマチュア無線の周波数帯」より引用編集 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E7%84%A1%E7%B7%9A%E3%81%AE%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%B8%AF