鶴岡アートフォーラム

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鶴岡アートフォーラム
Tsuruoka Art Forum
鶴岡アートフォーラムの位置(山形県内)
鶴岡アートフォーラム
情報
用途 芸術文化施設
設計者 小沢明建築計画室[1]
施工 佐藤工務・山口工務店・鈴木工務店建設企業体[1]
建築主 鶴岡市
管理運営 一般財団法人鶴岡市開発公社
構造形式 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造[1]
敷地面積 7,040.06 m²
建築面積 2,380.57 m²
延床面積 4,143.42 m²
階数 3階建[1]
着工 2003年10月
竣工 2005年3月
所在地 997-0035
山形県鶴岡市馬場町13-3
位置 北緯38度43分34.9秒 東経139度49分29.6秒 / 北緯38.726361度 東経139.824889度 / 38.726361; 139.824889座標: 北緯38度43分34.9秒 東経139度49分29.6秒 / 北緯38.726361度 東経139.824889度 / 38.726361; 139.824889
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鶴岡アートフォーラム(つるおかアートフォーラム)は山形県鶴岡市にある芸術文化施設。

概要

地主悌助今井繁三郎らが代表を務めた美術団体「白甕社」がある鶴岡は、古くから芸術文化活動が盛んであるが、展示施設が無かったため[1]公民館などを代用して作品を展示してきた。しかし、公民館では大型作品の展示ができないため、本格的な芸術文化施設の設置が望まれていた。

市は白甕社等から芸術文化施設の設置要望が出されたことを踏まえ、市中心部に文化都市の構築を目指す観点から、芸術文化施設を整備する方針を決め、2002年3月に鶴岡市芸術文化総合展示場(仮称)整備計画を策定。翌年10月に建設工事が着工、2005年8月27日に開館した[2]

鶴岡アートフォーラムは全面ガラス張りの3階建で、鶴ヶ岡城跡の城址公園である鶴岡公園の旧中央児童館跡地に位置する[2][3]。建物の周囲は外の空間との垣根をなくし、公園との親和性を生み出そうと、ガラスのカーテンウォールで覆った。さらに内部の展示室は動壁とし、作品に応じた自由なスペースの形成を可能とした[3]。また建物の西側には城の外堀をイメージした池(新百間堀)がある。

本施設は2005年に第26回東北建築賞作品賞、2006年に照明普及賞優秀施設賞並びにBCS賞建築業協会賞、2010年に公共建築賞優秀賞をそれぞれ受賞している。

脚注

  1. ^ a b c d e 『新建築』 2006年1月号
  2. ^ a b “27日 待望のオープン 鶴岡アートフォーラム 本年度事業計画が決定”. 荘内日報. (2005年8月20日). http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2005:08:20:256 2018年4月13日閲覧。 
  3. ^ a b 「みちのく建物探訪 鶴岡アートフォーラム 開かれた空間 演出」『毎日新聞』宮城版 2015年3月21日

外部リンク