骨細胞
骨細胞(こつさいぼう、星型細胞、英:osteocyte)は、骨で最も大量に見つかる細胞である。
骨細胞には核が存在し、細胞質で薄く覆われている。 骨芽細胞から分泌される物質が取り込まれ、骨細胞が形成される。 骨細胞は細胞質を長く伸ばし、互いに樹状に結合している。細胞質には小管が存在し、栄養分と老廃物が交換される。 骨細胞が存在する場所は、ラテン語で lacuna「空白」と呼ばれている。
また、骨細胞は合成反応をあまり行わないが、骨芽細胞が有糸分裂ができないように、骨細胞はいろいろな機械刺激感受性メカニズムによって細胞間の物質の交換を活発に行っている。 骨細胞は、osteolysis(en)と呼ばれる破骨細胞と比較して急速かつ一時的なメカニズムにより、骨を破壊する。 骨芽細胞や骨細胞は、ヒドロキシアパタイトや炭酸カルシウム、リン酸カルシウムが細胞のまわりで沈澱することにより、間充織で発達する。
外部リンク
- "緻密骨における軟骨と骨と骨組織の発生" Histology at ou.edu