雪村庵
雪村庵(せっそんあん)は、郡山市西田町雪村(三春町に隣接)にある庵。室町時代の画僧雪村が晩年、当地を活動の処としたとされる。
歴史
建築年不詳。現存する建物は、後世に再建されたもの。
1658年(明暦4年)、三春藩主秋田氏の菩提寺の僧侶一元紹碩が当時の古老から雪村が晩年に隠棲していた地であることを聞き、庵の扁額に書き残している。また、以前、当地周辺は「李田」(すすもだ)という地名だったが、後に「雪村」と改称されている。
境内
正面にはそれぞれ、「雪村桜」、「雪村梅」と名づけられたシダレザクラと梅の古木があり、桜の名所の一つに数えられている。また、庵の左手にある小道は裏の竹林の中にある、雪村の墓と伝えられる花崗岩の大きな石に通じている。