重迫病

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重迫病(じゅうはくびょう)は、非常に重度の腰痛に用いられる呼称である。ひどいものになると歩行困難になることさえある。

本来の用法

元々は軍事用語であった。迫撃砲を扱う兵士に重い腰痛を患う者が多かったことからつけられた名である。車両による牽引や完全に車載化して自走砲としての運用が普及する以前は兵士が自分で運ぶしか無く、しかも、相手から狙われ易いために頻繁な移動が必要であったが、分解しても重いものでは数十kg(砲のサイズによりかなりの差がある)にもなるものを担いだりするためになどに強い負担がかかって発症したものである。

派生的な用法

ここから派生して、迫撃砲を扱わない部隊でも重迫病の名は広く使われたという。さらに、とは全く無関係の場でも重度の腰痛を意味する言葉として使われるようになった。その語感や本来の意味から長期に渡る重い物の持ち過ぎで罹る腰痛に用いられる。他の原因で発生した腰痛に用いるのは間違いである。