逆立ち
逆立ち(さかだち)または倒立(とうりつ)は手を地面に置き、足を上にして通常の起立状態とは上下反対に立つ行為である。基本的な逆立ちでは、膝をまげずに脚を垂直に伸ばし、手はほぼ肩幅に開き、顔は前に向ける。しかしながら、逆立ちには多くの変化形がある。逆立ちを実行するには上体の筋力を要する。
逆立ちは多くの運動で使われる。逆立ちを使う運動には体操競技やブレイクダンス、競技フィットネス、サーカス、アクロバット、チアリーディングなどのダンス系競技、カポエイラのような格闘技などがある。 ヨガでは、逆立ちは下向きに面している「木の姿勢 ("Adho Mukha Vrksasana")」として知られている。逆立ちの潜水は潜水競技の主要部門の1つである。体操競技では倒立と呼ばれ色々な逆立ちの変化形が用いられ、逆立ちの姿勢の間に様々な宙返りが現れる。
逆立ちの危険性
過剰に行ったり、個々の体質にもよるが、脳が高い血圧に耐えられない場合がある。脳血管に圧力が掛かり、血管壁が破裂する危険性や、神経が集中している眼底を痛め、最悪の場合失明の危険性がある。
逆立ちをする生物
逆立ちをするのは人間ばかりではなく、カニの一種であるツノナガコブシは、外敵の危険を感じるとひっくり返ったり、逆立ちをしたりして死んだふりをすることがある。