西尾哲夫

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西尾 哲夫(にしお てつお、1958年 - )は、日本言語学者。専攻はアラブ研究。国立民族学博物館グローバル現象研究部教授・副館長、総合研究大学院大学教授。

来歴・人物

香川県出身。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手・助教授、国立民族学博物館助教授を経て、2006年に民族文化研究部教授となり、研究戦略センター教授・副館長、民族社会研究部教授、研究戦略センター教授を経て、2017年より現職。

2005年 京都大学より文学博士。 論文の題は「ジバーリ・アラビア語(エジプト・シナイ半島南部)の言語人類学的研究 」[1]

著作

単著

  • 『図説 アラビアンナイト』(河出書房新社)ふくろうの本、2004 
  • 『アラブ・イスラム社会の異人論』(世界思想社)2006 
  • 『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』(岩波新書)2007 
  • 『アラビアンナイト ファンタジーの源流を探る』日本放送出版協会 2010 NHKカルチャーラジオ. 文学の世界
  • 『世界史の中のアラビアンナイト』(NHKブックス)2011
  • ヴェニスの商人の異人論 人肉一ポンドと他者認識の民族学』(みすず書房)2013
  • 『言葉から文化を読む アラビアンナイトの言語世界』(臨川書店) 2015

共編著

  • 『エクスプレスエジプト・アラビア語』師岡カリーマ・エルサムニー共著 白水社 1997
  • 『エジプト・アラビア語』師岡カリーマ・エルサムニー共著 白水社 2003 CDエクスプレス
  • 『アラビアンナイト博物館』責任編集 国立民族学博物館編 東方出版 2004
  • The Arabian Nights and Orientalism: Perspectives from the East and West. 山中由里子共編 London: I.B. Tauris, 2006.
  • 『アラブの音文化―グローバル・コミュニケーションへのいざない』(堀内正樹水野信男との共編・スタイルノート)2010
  • 『断”と“続”の中東―非境界的世界を游ぐ』(堀内正樹との共編・悠書館)2015
  • 『中東世界の音楽文化〜うまれかわる伝統』(水野信男との共編・スタイルノート)2016

翻訳

脚注

  1. ^ 博士論文書誌データベース

外部リンク