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血球(けっきゅう)とは、血液中の細胞成分の総称である。血液細胞(英: blood cell)とも呼ばれる。血液の35 - 55%を占める。
ヒトの血球
大きく赤血球、白血球および血小板(栓球)の3つに分けられる。
血液を抗凝固剤と共に遠沈管に入れて遠心分離すると、血液中の細胞成分が底の方に移動するが、大部分が暗赤色の赤血球部分で、赤血球部分と上澄みの間に白血球部分ができる。
白血球は、単球、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞など)、好中球、好酸球、好塩基球を含んでいる。
- 赤血球は、血色素ヘモグロビンを含み、外呼吸で取り入れた酸素を、全身の細胞に運んでび、二酸化炭素の排出にも関わる。
- 白血球は、感染防御など種々の免疫反応に関与し、また老廃した細胞、不要な細胞の除去にも関わる。
- 血小板は、血管破壊部分における血栓の作成などを行なっている。