英国共産党

英国共産党(Communist Party of Britain)はイギリスの共産主義政党。分裂を繰り返し、英国共産党を唱える政党は数多い。

概要

英国共産党は、日刊紙 Morning Star を事実上の機関紙とする。1991年に解党したイギリス共産党（Communist Party of Great Britain、CPGB）から1988年4月に分裂した親ソ連派を中心とする。

英国共産党レーニン主義派(Communist Party of Great Britain (Provisional Central Committee))は、1977年に分裂して結成された。機関紙The Leninistを発行しており、「レーニン主義派」と呼ばれる。当時はソ連を「世界革命の中心」とみなしていたが、今日ではソ連＝階級社会論に傾斜している。現在ではWeekly Workerを発行し、メンバー数の少なさにくらべて一定の影響力を持つ。

新英国共産党(New Communist Party of Britain)は、1977年にCPGBから分裂した親ソ連派。

CPGBが1991年に解党した際、CPGBの活動的メンバーの多数派はスコットランドにいた。彼らの大部分は、スコットランド独立を掲げるスコットランド共産党(英語Communist Party of Scotland, スコットランド・ゲール語Pàrtaidh Co-Mhaoineach na h-Alba)を結成した。

なお、英国の共産主義運動は、北アイルランドの英国領有を認めておらず、北アイルランドの革命運動はアイルランド全島の課題であるとする。したがって、英国の共産主義運動は北アイルランドにおいて活動を行わない。

関連項目

• 共産党
• 共産主義者同盟
• スコットランド共産党

外部リンク

• Communist Party of Britain（CPBホームページ）
• Communist Party of Great Britain（CPGBホームページ）
• New Communist Party of Britain（NCPBホームページ）