聖ヒエロニムスとトゥールーズの聖ルイのいる聖母子

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『トゥールーズの聖ルイと聖ヒエロニムスのいる聖母子』
イタリア語: Madonna col Bambino con i santi Girolamo e Ludovico
英語: Madonna and Child with Saint Jerome and Saint Louis of Toulouse
作者アンドレア・マンテーニャ
製作年1455年頃
種類板上にテンペラ
寸法67 cm × 43 cm (26 in × 17 in)
所蔵ジャックマール=アンドレ美術館パリ

トゥールーズの聖ルイと聖ヒエロニムスのいる聖母子』(トゥールーズのせいルイとせいヒエロニムスのいるせいぼし、伊:Madonna col Bambino con i santi Girolamo e Ludovico)は、イタリアの初期ルネサンスの巨匠、アンドレア・マンテーニャが1455年頃に描いた板上のテンペラ画である。作品はネリー・ジャックマールによって購入された。ネリー・ジャックマールは1912年に亡くなったため、作品を全コレクションとともにをフランス学士院に残した。現在、パリジャックマール・アンドレ美術館に所蔵されている[1]

作品の制作年は通常、マンテーニャが1453年にヤコポ・ベッリーニの娘(ジョヴァンニ・ベッリーニの妹でもある)と結婚した後とされる。ヤコポからの顕著な影響を示しており(胸壁の後ろと花輪の下に2人の聖人とともに聖母子を提示するなど)、マンテーニャへの帰属は以前に議論の対象となったが[2]キリストの顔のはっきりとした特徴と、深みのある背景の前の人物に強烈な焦点を当てるのは、両方とも当時のマンテーニャの特質である[3]

参考文献[編集]

  1. ^ (フランス語) Giovanni Agosti and Dominique Thiébaut, Mantegna (1431-1506), Hazan, 2008, 479 p. (ISBN 978-2-7541-0310-7)
  2. ^ Entry” (フランス語). 2021年8月5日閲覧閲覧。
  3. ^ Mantegna 1431-1506 on La Tribune de l'Art