竹内流
竹内流(たけのうちりゅう)は日本武術の流派。歴史を遡る事が出来る最古の日本柔術の流派と言われている。羽手、小具足、棒術、剣術、居合、十手などの総合的な技術を今に伝える流派である。
概要
流祖は中世から戦国時代に垪和を拠点とした垪和氏の竹内久盛であり、1532年(天文元年)に創始したと伝わっている。日本の多くの武術流派に影響を与えて来た流派であり、この流派からは多くの分派、支流が派生している。流祖から現在まで岡山県の竹内家で伝承されている。
現在は、宗家である藤一郎家、相伝家である藤十郎家の伝承が残っている。正式には竹内流小具足腰之廻と言い、小具足、捕手術、棒術などが特に著名な流派である。現存している柔術流派の中では最も古い文献や記録が残っているため、日本柔術最古の流派と言われる事が多い。宗家、相伝家では一般で言う柔術の事を羽手(はで)と称する。
竹内流から派生した流派
以下に竹内流から派生した流派の一覧を示す。これらの流派以外にも多くの流派が竹内流から派生、または影響を受けている。
脚注
関連項目
- 小具足術
- 肥田春充
- 高橋賢 (武道史研究家):竹内流次臈、元 竹内流相模原支部長
- 垪和
- 垪和氏
外部リンク
参考資料
- 『ムーAVブックス 神伝の武術竹内流』学研
- 大島真雲著、岡田幸仁編 『古武道目録-竹内流-』太陽書房 ISBN 978-4-903447-42-1