市 (中華民国)
省轄市(しょうかつし)とは、中華民国(台湾)における地方自治体の一つ。形式上は台湾省(1998年に形骸化)の下にあり、県 (中華民国)と同格である。地方制度法では「市」とのみ表記されている。
現在、基隆市、新竹市、嘉義市の3市がある。地方制度法第4条によれば、人口が50万人以上125万人未満の地区が「市」になりうると規定している。ただし、実際には、基隆市、新竹市、嘉義市の3市は人口50万人に満たず、格下である県轄市の一部よりも人口が少ないという逆転現象が起きている。中でも県轄市として最大の人口(2007年現在、54.5万人)を抱える台北県板橋市は、省轄市の資格を備えている。しかし、現行の地方制度法では県轄市から「市」(省轄市)への昇格手続きが定められていない。